岸田、安倍、麻生、菅…密約だらけの参院選裏レポート

「でも勝てばいいんだよ、勝てば」

岸田は日本から出ちゃった

参議院選が始まった。

7月10日の投開票に向けて、岸田文雄をはじめ、安倍晋三、麻生太郎、菅義偉ら自民党のお歴々は応援に勤しんでいる。

だが、彼らの頭の中にあるのは、参院選の「勝ち負け」ではない。負けることはありえないのだ。

Photo by Getty ImagesPhoto by Getty Images
 

自民党の改選議席は55。公明党の改選議席は14。これが激減する可能性は低い。岸田の「何もしない作戦」により、選挙の争点が何もないからだ。自公が参院で過半数を確保するために必要な「56」以上は余裕なのである。

その代わりに自民党の実力者たちは政策や有権者そっちのけで、選挙後の政局に頭を悩ませている。いかにしてアイツを抹殺してやろうかと―。

そもそも選挙戦が始まって最初の日曜日に岸田は日本にすらいない。

6月26~28日にドイツで開かれるG7サミットに岸田は出席。終了後はスペインに向かい、NATO(北大西洋条約機構)首脳会議に日本の総理として初めて参加する。

「G7はともかくNATO首脳会議はゲストとして招待されているだけですので、不参加でも問題はありません。党内でも選挙期間中の長期間外遊に慎重な意見がありました。

しかし岸田さんが最終的に参加を決断したんです。それは選挙報道だと各党が公平に取り上げられるだけですが、首脳会議は単独で華々しくテレビニュースで放送されるからでしょう」(全国紙政治部記者)

安倍が仲の良さを自慢していたトランプやプーチンは国際社会から消えたも同然。外交も俺の独壇場だ。岸田の胸中はそんなところだろう。海外にいれば、岸田派に所属していた「パパ活疑惑」吉川赳衆院議員のことを追及されることもない。

(ドイツに行く前に、あの人には俺の力を見せつけてやったしな)

参院選が公示される直前に、岸田は安倍に対してハデに喧嘩を売った。

関連記事