主にインスタグラムで「結局怖いのは人間だよね」というテーマで実話をもとにした漫画を描き、58万人のフォロワーがいる、ちなきちさんの人気作『僕と帰ってこない妻』。主人公は妻と子を持つ、ごく普通の会社員・倉田和樹。周りからはイクメンでよくできた夫だと評価されていますが、妻の雪穂が家出し帰ってきません。なぜ2人はすれ違ってしまったのか。夫婦関係が変化した、妊娠初期のことを和樹は振り返ります。

前編【仕事中の夫が、出産のため里帰り中の妻から「陣痛かも」の連絡に戸惑った理由とは】から続く、後編記事です。

陣痛がきたかもしれないのに

妻の妊娠、そして退職をきっかけに大黒柱として会社での評価を得ようと奮闘する夫の和樹。嫌いだった上司にも媚びへつらうことで会社での評判を上げていきます。同時に主婦として家にいる雪穂への態度が横暴になったばかりか、子育てに対しても意欲的になれず、検診に一度も同行せず文句ばかり。

また、和樹の職場は妊娠出産に理解のない環境。立会い出産も仕事優先で「しない」と決断します。さらに和樹の頑張りが認められプロジェクトのリーダーに抜擢されたことで、当初取得予定だった育休も諦めざるを得ない状況に。

納得いかない雪穂でしたが、仕方なく「せめて家事はやってほしい」と和樹に頼むのでした。そして時は流れ、仕事中の和樹に、雪穂から陣痛が来たかもしれないと連絡が。

『僕と帰ってこない妻』#41(前編)より。漫画/ちなきち
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「かもしれない」という曖昧な連絡に仕事を休んで雪歩のもとに向かうかどうか判断を迷う和樹でしたが、そんな彼に対して気遣う言葉をかけてくれる存在が……。

それでは続きをご覧ください。

漫画/ちなきち