「ユニクロはダサいから着ない」41歳娘が連れてきたワガママ孫の横暴

宮本まき子は見た①後編

前編記事『離婚して実家に戻った41歳娘によって破壊された「母親の余生」』で見たように、埼玉県に住む熊田幸子さん(71歳)と娘の美紀さん(41歳・仮名)は同居生活を始めたものの、次第に幸子さんの負担が増えていきました。家事分担や金銭面での行き違いもあったのですが、それ以上に大きかったのは「孫」のことだったといいます。

贅沢好きな娘、質実剛健な親

孫が不憫だったのは最初のうちだけ。子どものくせに「お菓子や惣菜はデパ地下で買うんだよ」「ユニクロのTシャツなんてダサいから着ない」「ハーゲンダッツみたいな本物のアイスじゃなければ嫌だ」と口を開けば文句とマウントとりばかりで、「質実剛健」を旨とした幸子さんの誇りを逆なでしてくれます。

離婚前の彼らの生活を想像し、親の生活を侵食してでもレベルを落とすまいとする娘親子のかたくなさにしだいに嫌気がさしてきました。

しかも女盛りの娘はどこかの男性と逢い引きしているようで、夜更けや朝帰りすることもありました。「自分の母親がよその男との色恋沙汰に呆けていることを孫が知ったらどう感じるのか……」という新たな苦悩ものしかかってきて、気が休まることもなく、ストレスは尋常ではなかったそうです。

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子育てアゲインのような一日中の孫の世話だけでなく、金銭的な負担も大きく、「これはダメだ」と思った幸子さんは何度も別居を提案しますが、娘は「離婚された私を見捨てるの?」と泣き落としにかかるわ、「ママの老後は私と孫たちが面倒見るのよ。冷たくして孫たちにそっぽ向かれてもいいわけ?」と脅すわ…の繰り返しでした。

黙り込んだ幸子さんに追い打ちをかけるように今度は「子供たちに有名校の中学受験をさせたい。5年前はママのためにとパパの遺産はもらわなかったけど、今は事情が変わったの。私の相続分、つまりママのお金の半分をほしい」と言い出す始末。

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