2022.07.01
# 時をかける少女 # 細田守

細田守監督『時をかける少女』を再見して想起された……『ドラえもん』の誰にでも刺さる「名ゼリフ」

本日7月1日(金)、金曜ロードショー(日本テレビ系)でアニメ『時をかける少女』が放送される。細田守監督の名を一躍世に知らしめた屈指の名作をもう一度、捉えなおす。
(※)本記事は、映画『時をかける少女』のストーリーの核心に触れる部分を含みます。

「分岐点」を描く物語

分岐点を前にすること、そして、そのどちらか(またはいずれか)に進むかで迷いが生じることは、さほど珍しい経験ではない。

なにも、他国と戦争をはじめるか否かといった大きな文脈の話でなくとも、たとえば、夕食を家で作るか外で食べるか、引っ越し先をどの物件にするか。日常においては、つねに無数の選択肢が存在し、その中での判断が毎日のように求められる。

生きる上で、そうした選択が不可避であることを考えると、「あっちにしておけばよかった」という後悔を抱いたことのない人のほうが少ないだろう。

「もう一度やり直せるなら」という思いもまた同様であるはずだ。では、その「やり直し」ができたとすればどうか。『時をかける少女』は時間を跳躍する少女の姿から、複数の「分岐点」、および「選択」を通してかつて誰もが経験したであろう道を思い起こさせる、屈指の名作と言えるアニメ作品だ。

スタジオ地図公式HPより
 

ふとしたきっかけで、自身にタイムリープの能力があることを知った少女・紺野真琴。

最初のうち、彼女はその能力の重みをさして考えることもなく、自由奔放に使う。好きなメニューを繰り返し食べたり、抜き打ちテストでいい点をとったり、カラオケで気が済むまで歌い続けたり。

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