2022.07.03
# 韓国

韓国の「ミサイル防衛は相当遅れている」…米軍幹部の「本音暴露」で、日米韓にこれから起きる「本当のこと」

東アジアの安全保障環境の悪化が待ったなしの状況になってきた。

前編記事『米国が「ヤバい警戒モード」へ…これから「日本・中国・韓国・北朝鮮」 に起きる“最悪シナリオ”の中身』では、中国や北朝鮮の脅威が高まる中で、日韓米などの協力体制が揺らいだ時に起こり得る最悪シナリオについて詳述した。

すでにアメリカが警戒し始めているバッドシナリオは現実になってしまうのか、あるいは回避することはできるのか。東アジア外交の最前線で起きていることを最新レポートでお届けしよう。

韓国はどう動くか photo/gettyimages
 

「核には核で」という危ない道

韓国の尹錫悦政権は北朝鮮の「核・ミサイル脅威を抑制し、より根本的かつ実質的な安保能力を備えていく」方針である。

そのため、北朝鮮の核に対しては核の傘を踏まえた韓米拡張抑止力で抑制して、先制打撃能力であるキルチェーンと韓国型ミサイル防衛体系(KAMD)、大量報復力(KMPR)をつけていく方針である。

要するに核には核で抑制するということである。

北朝鮮が6月5日短距離弾道ミサイル(SRBM)8発を発射した直後に尹錫悦大統領は、国家安保会議(NSC)常任委員会で韓米ミサイル防衛訓練を含む両国の拡張抑止力と合同防衛体制を持続的に強化していくよう指示した。

その翌日には日本海に向けて米韓連合軍は北朝鮮の発射ミサイルと同数の8発の地対地ミサイルを発射した。韓国軍の合同参謀本部は「北朝鮮の挑発原点と指揮及び支援勢力にすぐに精密打撃できる能力と体制があることを見せた」ものだと説明した。

しかし、北朝鮮の核・ミサイルに対する韓国軍の防衛力の水準は懸念される。

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