夕刻になると毎日のように頭をよぎる「今日の晩ごはん、どうしよ」。そんな悩みを解決してくれる本を取材時に教えてもらった。「仕込み5分の漬けとく献立」(オレンジページ 料理/市瀬悦子)だ。
「自社の宣伝?」と思いきや、20年以上も「自他ともに認める料理苦手」だった料理雑誌の編集長が、数カ月で「気が付けば料理が苦痛ではなくなっていました」のは、その本のおかげだという。真偽のほどを我が家で確かめてみた。

先月オレンジページ編集長に就任すると発表した松田紀子さんは、コロナ以前までは「自他ともに認める料理苦手」だった。家ではワンオペで家事を回す母であり、現在はオレンジページでの仕事を含む3社の仕事を兼業する松田さんの、仕事と生活を両立させるコツをお聞きした「新オレンジページ編集長がワンオペで実践、仕事の合間に差し込む『すきま家事術』」はこちらから
-AD-

作り方のルールはたったの1つ

本の最初にはこうある。
「帰ったら、すぐごはん作らなきゃ!そんな<毎日バタバタと忙しい人>のために生まれたレシピBOOK。それが、この『漬けとく献立』です。作り方のルールはたった一つ、朝、メインの肉や魚をたれに漬けておき、夜、火を通すだけ。」

たとえば「漬けておかなくても、できるだろう」とひそかに突っ込みをいれた「豚のしょうが焼き献立」は、ポリ袋にたれの材料を入れてもみ混ぜ、豚ロース肉を加えてさらにもみ混ぜ、そのまま冷蔵庫へ。同時に水菜も5cm長さにカットし、こちらもポリ袋に入れて冷蔵庫に入れる。帰宅したら漬けといた豚肉を袋から出してフライパンで焼き、水菜を添える。これに味噌汁を添えれば晩ごはんができあがる。
朝のうちに漬けておけば、肉を焼きながらたれの調味料を探したり量ったりしなくていい。おまけに焦って分量を間違えたり、もたもたして肉を焼き過ぎてしまうこともないので失敗もない。しかも半日漬けてあるので、味がしみしみでごはんが進む! 漬けておいてよかった。