「マッチングアプリなどで、ひとり親世帯の親同士の結婚が増えています。多くの家庭ではうまくいっているとは思いますが、新しい生活のストレスはあるのでしょう。その解消の一環として浮気をするケースもあります」こう語るのは、浮気調査に定評のある、リッツ横浜探偵社の山村佳子さん。

全国ひとり親世帯等調査結果の概要について』(2016年)によると、ひとり親家庭のうち母子家庭は123.2万世帯、父子家庭は18.7万世帯、計141.9万世帯だという。1993年の調査でのひとり親世帯は計94.7万世帯なので、23年間に47.2万世帯が増えている。当然、子連れでの婚活や再婚も多く、子どもの気持ちを考えての再婚や離婚に慎重になるケースも出て来る。

山村佳子さんのもとに相談に来た優子さんは、娘を性的対象に見ない人を慎重に選び、2歳年下の勤務医と再婚をした。毎週末当直で子育てにはまったく関わらない夫に不満を抱くようになった中、バッグからラブホテルのカードと避妊具が……。結婚までのいきさつと浮気の疑惑をお伝えした前編「「娘のいる再婚」慎重に相手を選んだ40歳妻が医師の夫に抱いた「疑惑」」に続き、その調査の結果と優子さんの決断を詳しくお伝えする。

山村佳子
私立探偵、夫婦カウンセラー、探偵。JADP認定 メンタル心理アドバイザー JADP認定 夫婦カウンセラー。神奈川県横浜市で生まれ育つ。フェリス女学院大学在学中から、探偵の仕事を開始。卒業後は化粧品メーカーなどに勤務。2013年に5年間の修行を経て、リッツ横浜探偵社を設立。豊富な調査とカウンセリングを持女性探偵として注目を集める。テレビやWEB連載など様々なメディアで活躍している。
リッツ横浜探偵社:https://ritztantei.com/
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家族のいない時間にあえて帰宅?

今回の依頼者は、優子さん(40歳)。誰もが知る大手広告代理店に勤務しています。結婚して2年になる勤務医の夫(38歳)が当直だと言って家に帰ってこなくなったことから調査を依頼。優子さん夫婦はひとり親同士の再婚をしました。現在12歳の実の娘と、夫の連れ子の8歳の娘がいます。現在は都心から電車で50分程度の郊外のマンションに住んでいます。

優子さんが作成した資料を読むと、夫の在宅時間に規則性はあまりなく、空き時間にちょこちょこ家に帰ってきてシャワーを浴びるなどをしているとか。これは本人特定が難しいと感じました。
それに加えて夫はとりわけて容姿に特徴がないのです。服もファストファッションなどで「なるべく地味なものを」と購入しており、車も地味な国産車です。

そこで入念に下見をしたのですが、夫の勤務先は巨大な病院で出入り口も複数あり、勤務先での特定は困難だと断念。そこで、マンションに張り付くことにしました。
このマンションは、郊外でも伝統的な住宅地の中にあり、周辺の目が厳しいエリアにあるとわかりました。そこで、不自然に思われないために、清掃業者を装った車を用意し、張り込むことにしました。

1日目が空振りで長期戦を予想していましたが、翌日の14時に、夫が車で帰宅。平日の14時という家族がいない時間を狙って家に入るのは、家族に会いたくないからにほかなりません。
妻・優子さんは夫のバッグからラブホテルのカードと避妊具を見つけたそうですが、そのことについて知らん顔をしているのでしょう。夫が警戒する様子はありません。浮気の物的証拠を押さえて、声を荒げると当事者は警戒し、成功するはずの調査も失敗してしまうケースが多々あります。