2022.07.05

菅前首相が応援演説で語った「自慢話」の中身…激戦の東京選挙区を読み解く

誰が滑り込むのか?

大人気の菅義偉元首相

参議院選ラストサンデーに当たる7月3日、有楽町・銀座界隈でいくつもの有力陣営が気勢を上げた。

午前には有楽町駅前でファーストの会の荒木ちはる候補を国民民主党の玉木雄一郎代表と東京都の小池百合子知事が応援し、午後には有楽町ルミネ前でれいわ新選組の山本太郎代表が演説。同じ時刻に銀座4丁目交差点では、共産党の山添拓参議院議員が小池晃書記局長や杉並区長選に当選したばかりの岸本さとこ氏の応援を得て、平和のために憲法9条を守る必要を訴えた。

その中で最も注目を集めたのは、自民党の朝日健太郎参議院議員を応援する菅義偉前首相の登場だろう。前月12日に府中市で開かれた決起大会にも参加した菅前首相にとって、朝日候補は法政大学の後輩であり、「菅義偉を支える参議院議員の会」のメンバーでもある。

菅義偉前首相[Photo by gettyimages]
 

だから準備も周到に行われた。数日前からスタッフが有楽町界隈で立て看板を持って宣伝し、かなり動員もかけられたようだ。演説会場となった有楽町駅前に集まった人の数は、今回の参議院選でおそらく最多だろう。

当初の予定では、渋谷駅前で朝日候補の応援演説を終えた菅前首相は、午後1時15分から銀座1丁目から「桃太郎」を開始。歩行者天国の中央通りを4丁目交差点まで練り歩き、午後2時から演説を開始するはずだった。だが予定時間を過ぎても、菅前首相は有楽町駅前になかなか到着しなかった。

ようやくその姿が見えたのは、予定を大きく過ぎた午後2時45分。菅前首相の練り歩きに同行した二島豊司港区議に聞くと、「歩行者から写真撮影を求められ、それにひとつひとつ応じていたら遅くなった」とのことだった。菅前首相が新型コロナウイルス感染症対策で国民の不興を買い、昨年9月に追われるように退陣したことはすでに忘れ去られたようにも見える。

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