二階俊博が消えた!参院選の応援に一切現れず、愛弟子の「バンザイ」に早々と不参加を表明した理由

和歌山選挙区での異様な光景

7月10日の参院選投開票日まで、残すところわずかとなった。最後の激しい争いが展開されるなか、「一体どこにいるのだろうか」と噂になっている有名政治家がいる。自民党の二階俊博元幹事長だ。

参院選告示当日である6月22日、二階氏の到着をを今か今かと待ち受けていた人物がいた。元沖縄北方担当相で、今回の選挙では参議院5期目を目指す鶴保庸介氏だ。

この日、鶴保氏はJR和歌山駅前で選挙戦の第一声をあげた。鶴保氏を応援するため、同じ和歌山が地盤の元経産相・世耕弘成参院議員、そして元総務相の石田真敏衆院議員が駆け付けた。ところが、ここに和歌山選出の「ドン」であり、鶴保氏の師である二階氏は現れなかった。

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「和歌山県の国会議員は、衆参あわせて5人います。うち1人は野党なので、自民党は4人。愛弟子ともいわれる鶴保氏の出陣式ということで、当然ワシらも二階先生が来ると思っていた。昨年10月の衆議院選挙では、広い和歌山3区をあちこち走り回って元気な姿を見せていましたからね」

こう語るのは、当日駆けつけた自民党の地方議員の一人だ。この議員が続ける。

「ところが、いくら待てど暮らせど、二階先生の姿はなかった。その後も鶴保氏の応援に二階先生は来ていないそうです。いったい、どこにおるんだろうか……」

「二階不在」のまま始まった鶴保氏の選挙戦の光景は、永田町でも話題になっている。

二階派選出の国会議員も、こう言って首を傾げる。

「参議院には二階派所属の議員も8人いて、そのうち半分は今回の改選です。ところが鶴保氏や、元外相の中曽根弘文氏といった二階派候補のところを、二階先生が訪れたという話は聞かないんです。国会も夏休み状態だし、ずっと東京の宿舎にこもっているんでしょうかね」

この議員は「やっぱり1減が影響しているのか……」と呟いた。どういう意味か。

 

参院選公示の6日前の6月16日は、二階氏にとっては衝撃的な一日だった。衆議院議員選挙区画定審議会(区割り審)が、衆議院の小選挙区の新しい区割り案を岸田文雄首相に勧告。「一票の格差」をなくすため、「10増10減」の見直しを行う内容だった。

これは、二階氏に大きな影響を及ぼす変更だったのだ。

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