2022.07.11

発売から50年以上、累計販売台数「7億台」突破のトミカが維持し続ける「こだわり」

なぜ、サイドミラーがないのか?

子どもに人気のミニサイズの自動車型おもちゃである、タカラトミーの「トミカ」。

1970年の販売開始以降、全世界で累計7億1,000万台を記録しているトミカは、発売から半世紀以上が経った今でも売り上げは好調だという。

発売当初から比べると価格がおよそ2.5倍になっているというが、それでも500円代で買えるものが大半というお手頃感が魅力のひとつなのは間違いない。しかしその値段とは思えないほど、さまざまなこだわりが多く詰まっているのだ。

そこで今回はタカラトミー トミカ事業部 ブランドマーケティング課課長の吉原有也氏に取材。ディープなこだわりや、今後のブランドの展望についてお話を伺った(以下、「」内は吉原氏のコメント)。

日本初の手のひらサイズの国産車ダイキャスト製ミニカー

トミカの長い歴史の第一歩となった最初の6台
 

まずはトミカ誕生の経緯から伺っていこう。

「“トミー(※当時 現タカラトミー、以下同)のミニカーだからトミカ”というネーミングで、1970年の8月18日に最初のシリーズが発売されました。

このときは(写真左から)“クラウン パトロールカー”、“クラウン スーパーデラックス”、“フェアレディZ 432”、“コロナマークⅡハードトップ”、“トヨタ2000GT”、“ブルーバードSSSクーペ”の6台をリリースしたのですが、我々はこれを“最初の6台”と呼んでいます。

当時の日本に外国車のミニカーは存在したのですが、国産車のミニカーはあまりありませんでした。そこでトミー2代目の社長である冨山允就が、子どもたちに国産車のミニカーで遊んでほしいと考えて、発売するに至りました。“最初の6台”は、実際に当時日本で走っていた車をモデルにしています。

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