「ふえるわかめちゃん」にドレッシング…ヒットを生む理研ビタミンの「科学力」

見ル野栄司の「シブすぎ技術放浪記」

「理研ビタミン」に迫る

漫画家の生活なんて不規則極まりないわけで、栄養には疎くてビタミンも不足しております。そんな不健康な漫画家の見ル野栄司です。

©見ル野栄司
 

今回はそんなビタミン不足の方に知ってほしい企業、理研ビタミン株式会社をご紹介します。

その前に、みなさん、理化学研究所ってご存じでしょうか? 名前は聞いたことがある人も多いでしょう。

理化学研究所とは、日本で唯一の自然科学の総合研究所であり、物理学、工学、化学、数理、情報科学、計算科学、生物学、医科学などの分野で研究する法人であります。

この理化学研究所は、1917年に民間の総合研究所として発足し、過去にはあのノーベル物理学賞者である湯川秀樹氏や朝永振一郎氏などを輩出。

2015年からは国立研究開発法人となり、現在も最先端の研究プロジェクトが進められています。

またノーベル賞を受賞するような難解な理論研究のみならず、私たちの生活に直接役立つ研究を成し遂げた科学者も数多くいました。その中でも功績が高いのが、高橋克己氏ではないでしょうか。

1922年、彼は世界で初めて魚の肝油からビタミンAを分離し抽出することに成功し、その方法を実用化して販売、理化学研究所に多くの利益をもたらしたのです。

その流れに乗って、1938年には理化学研究所の医薬部門での研究成果を工業化するために理研栄養薬品株式会社が発足し、ビタミンBやDなどの医薬品を本格的に展開し始めました。

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