2022.07.18
# ライフ

介護者の負担を軽減し共倒れを防ぐ…「デイサービスを嫌がる高齢者」に楽しく通所させる「裏ワザ」

若くして祖父母や、両親の介護を担わざるをえなくなった「ヤングケアラー(若者介護者)」。日本では18歳からおおむね30歳代までのケアラーを「若者ケアラー」と呼び、今回ご紹介する拓真さん(29歳)もその一人だ。

拓真さんの一番の悩みは、要介護者である母親がデイサービスに行ってくれないこと。そのため、拓真さん一人にかかる負担が大きいいのだ。

デイサービスを嫌がる要介護者を、どう説得すればよいか? 『おばあちゃんは、ぼくが介護します。』の著者、奥村シンゴさんが「3つの対処法」を教える。

「出発30分前」にヘルパーを呼ぶ

拓真さんのケースのような、高齢者施設の利用拒否を解決するコツとして、「通所する30分前に訪問介護(ヘルパー)を呼び、デイサービスへ行くよう誘導してもらう」方法があります。

この方法は、ケアマネージャー歴20年の方から教えてもらいました。私の祖母は拓真さんの母と同じく、最初はデイサービスへ行くのを随分と拒みました。

「体はどこも悪くありませんし、どこかわからないところ(デイサービス)に行く必要なんてありません。シンゴと家で話して、笑いながら一緒に過ごします」(祖母)

私は、祖母に「デイサービスに行ってみようや」と説得したものの何知らぬ顔……。

すると、ケアマネージャーが「おばあさま(祖母)は、昔からずっと外でお客様と接する仕事をされていたのですよね。ということは、第三者の言うことは聞くかもしれません。デイサービスに行く30分前にヘルパーさんを呼んでみましょう」と提案してくれました。

Photo by iStock
 

ケアマネージャーによれば、介護サービスの利用を拒否する人たちに時々この方法を使い、おおむね成功していると言います。

さっそく、訪問介護(ホームヘルパー)に自宅に来てもらい、祖母が普段よく視聴するテレビ番組や芸能人の話などをしながら、「デイサービスでも楽しいお話がいっぱいできますので、遊びに行ってください」と誘導。

祖母は、少しずつデイサービスに通う気になりはじめました。きっと、家族以外だとプライドが邪魔しなかったのでしょう。

ぜひ、この方法を試してもらって、一人で悩まずプロの手を借りながら休息してください。

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