「子供が欲しいという男性も増えています。出産ありきで結婚するので、夫婦間に不調和が生まれ、どちらかが浮気をするケースも多いです」と語る。彼女は離婚調査に定評がある「リッツ横浜探偵社」と語るのは浮気調査に定評がある、リッツ横浜探偵社の山村佳子さん。

「出生に関する統計」の概況(人口動態統計特殊報告)』(2021年)によると、現在、夫婦の第1子出生までの結婚期間(出生届における「同居をはじめたとき」から「生まれたとき」までの期間)は6ヵ月が最も多い。依然として女性の育児負担が多い日本で子供を産むことに二の足を踏む人は多く、「授かったから結婚する」人が多いことがわかる。そして、たとえ子供がほしくても授からない夫婦も少なくない。出産は奇跡。妊娠・出産は思い通りにいくとは限らない。

山村佳子さんのもとに相談に来た資産家の義幸さん(43歳)は、コロナ禍を機に子供が欲しくなり、16歳年下の妻と結婚する。前編ではモテ男の彼が結婚しようと思うに至るまで、そして容姿も頭脳も申し分のない妻を選んだ経緯をお伝えした。しかし、スマートロックの施開錠履歴から妻の行動に不審な点があることに気付いていき、調査を依頼することに。調査からわかったことは。

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10日間の出張のときに

調査は義幸さんがヨーロッパに10日間行く日程に決めました。義幸さんは妻が妊娠しやすい時期以外は、国内外を飛び回っているといいます。今回はヨーロッパに持っているオリーブをはじめとする農園の視察でした。
そこで、昼過ぎに義幸さん夫婦が暮らすマンションで待機。ここは東京でもトップクラスの資産家が住む住宅地です。配送業者を装ったクルマを用意して出入り口を見張ります。
12時過ぎに、マスクをしていても「他とは異なる整った容姿」だとわかる女性が出てきました。すらりとしたスタイルと黒髪、典型的な美女という容姿です。カジュアルなパンツスタイルで、とてもセンスがいい。

迎えに来ていたタクシーに乗ると、老舗の百貨店に行き、ぷらぷらと時間を潰しています。店員さんと顔なじみらしく、テーブルに通されてライムが浮いた炭酸水のようなものを飲んで、いくつか買い物をしている様子。

その後、近くのハイブランドが運営するカフェに行き、シャンパンとローストビーフのサンドイッチを注文。待っている姿もサマになります。そうこうするうちに、韓流アイドルのような、20代半ばと思しき男性が合流。

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2人は親しい友人関係のようで、遊びに行く計画などを立てていました。妻の左手薬指を見ると、知らぬ間に結婚指輪は外されています。この男性は妻とともにIT関連のビジネスを立ち上げたいらしく、お金の相談をしていました。
妻は「あいつは金を持っているけれどケチだからさ」と依頼者である夫・義幸さんのことを言っています。

義幸さんに対して妻は、愛情めいた感情の持ち合わせが少ないらしく、「家にいないからいい」「爬虫類と一緒に暮らすってこんな感じかもしれない」などと語っていました。さまざまなことを男性に話していましたが、義幸さんは妻をはじめとする他者の意見をあまり聞かないことがわかったのです。

「最初は会話をしようと思って話しかけても、かぶせるように自分の言いたいことを言うから、キャッチボールができないんだわ。私もいろんな人と会ってきたけど、こんなに他人を必要としない人は初めてだわ」と妻は語っています。

話しかけても会話にならず、妊娠しやすい時期になると、夫婦間の交渉を持つうちに、虚しさを覚えるようになったとか。そんな話に対して、男性は「うん、そうだね。うんうん、わかるよ」などと親身になって聞いているのです。そして、絶妙なタイミングで金の話をしていました。