本来であれば、朝日新聞の捏造を他のメディアが指摘して、こうした捏造報道を互いに行えないようにしていくのが健全なマスコミのあり方である。だが、「反安倍こそ正義」との先入観に毒された日本のマスコミは、正しい事実ベースの報道を行なってこなかった。
それどころか安倍総理の利益につながる報道をすることは許されないというムードが、日本のマスコミ各社の中に浸透していたことは疑いようもない。
山口二郎・法政大教授が「安倍に言いたい。お前は人間じゃない! たたき斬ってやる!」と発言した際にも、山口二郎氏を諌めるような言論を主流派メディアは展開しなかった。
池内さおり・共産党衆議院議員(当時)が、安倍氏をヒトラーに喩える太鼓を作って叩いて非難していたことについても、これを問題視するような言論も主流派メディアは展開しなかった。
安倍氏をヒトラーに喩える言論が筋違いであるのは、これだけ異常な「反安倍」の言論が世間に広がっていたことを見ればわかる。そもそもヒトラーは自分を否定する言論を許しはしなかった。
海外の首脳から寄せられたメッセージ
日本の主流派マスコミはまた、安倍総理がいかに国際社会で高く評価されていたかについて、正しく報道したことはなかった。
日米豪印を結ぶ「セキュリティ・ダイヤモンド」構想は、アメリカの安全保障政策を転換させ、今やクワッドとして結実している。
G7の首脳の誰もが、対立することの多い議論の調停役として、また正しい議論のリード役として、安倍総理に大きな期待を寄せ、G7の中心に安倍総理が存在したと言っても過言ではない。