安倍元首相銃撃事件の一因は、「リベラル」が展開した異常すぎる言論空間にもある

「反安倍」を煽り続けたマスコミの罪
朝香 豊 プロフィール

「リベラル」の深い闇

ここまでお読みになって気づかれたと思うが、こうしたメッセージの多くを日本国内のメディアは報道していない。命を奪われてもなお、安倍氏の業績を認めるようなことはなるべくしたくないというのが、日本のマスコミの本音なのだろうか。

安倍氏を否定し、安倍氏に対する憎悪を煽ることを正義だとしたその異常な態度が、間接的に、今回の事件に繋がった可能性は否定できない。主流派マスコミにはその点について真摯に反省してもらいたいものだが、彼らの体質からしてそれはあまり期待できないだろう。

 

「リベラル」を標榜する彼らがこのような異常な言論空間を広げている闇は深い。「リベラル」の優等生的な見かけと現実の落差がどうして生まれるのかは、私たちが目を背けることなく理解すべきことだ。

さらに言えば、この異常なあり方は日本だけではなく西側世界全体に広がっており、今、日本以上にアメリカがおかしくなっていることも理解しておきたい。「リベラル」という言葉の持つ善良なイメージに決して騙されてはならない。

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