「今日も疲れた」
現代社会の荒波に揉まれ、身も心もクタクタ。そんな時、家で“可愛い生き物”が自分の帰りを待っていてくれたなら……誰かが溜まった家事を全部代わりにやっていてくれたなら……

そんな夢のような妄想が詰まった漫画『デキる猫は今日も憂鬱』(月刊少年シリウスで連載中)をご存じですか? 「大きめの猫を飼っているOLさんの話」という文章と共に著者・山田ヒツジさんがラフ漫画を投稿しまとめたTwitterモーメントは現時点で2万いいね!を獲得するほど、多くの読者からの反響を得ており、また2023年にはアニメ放送も決定するなど、まさに今話題の作品です。

そもそもこの物語はどのように生まれたのでしょうか? 著者の山田ヒツジさんインタビューと合わせて本作の魅力をお届けします。

またFRaU webでは、9月2日(金)23:59までの期間、1巻丸ごと試し読みをお届け!(それ以降の期間は1話だけ常時公開中) こちらもぜひチェックを!

\『デキる猫は今日も憂鬱』/
9月2日(金)23:59まで、1巻丸ごと無料公開中!
(それ以降の期間は1話だけ常時公開中)

※1話読んだら「次のエピソード」を押すと続けて2話以降も読めます

マンガ/山田ヒツジ 文/FRaU編集部

-AD-

うちの猫、普通の猫じゃないんです……

(c)山田ヒツジ「デキる猫は今日も憂鬱」/講談社

▼あらすじはこちら
都会の荒波に揉まれて擦り減り気味のOL・幸来(サク)。数年前にたまたま出会い拾った黒猫・諭吉(ユキチ)と一緒に暮らしているが、この猫、どうやら普通の猫とはちょっと違うような気がしていて……。

会社の同僚に「もし飼いきれなくなったら言ってください〜 実家に相談すれば引き取れると思うんで!」と言われたけれど……

(c)山田ヒツジ「デキる猫は今日も憂鬱」/講談社
(c)山田ヒツジ「デキる猫は今日も憂鬱」/講談社

幸来の帰りを待つ猫・諭吉は普通の猫とはちょっと違う! 体の大きさは人間サイズだし、家主の代わりに家事炊事全般をこなしてくれもする、まるで人間のような猫だから。拾った時はいわゆる一般的な猫と同じように見えたのだけど、どうしてこうなった……!?


コミュニケーションも取れるし、疲れて横になった幸来をお風呂場に連れて行ってシャワーを浴びせたりと、身の回りのお世話をしてくれる様子はまさに保護者のよう。大きくて抱きついたらモフモフしていそうな風貌も可愛らしい。

「こんな猫が私の身の回りにもいたなら……」と妄想が膨らんでしまう本作品。どんなきっかけで生まれたのか、諭吉のモデルとなる存在はいるのか?など、著者の山田ヒツジさんにお話を伺いました。

(c)山田ヒツジ「デキる猫は今日も憂鬱」/講談社

ーーどんなきっかけで本作が生まれたのでしょうか?

「きっかけはラクガキです。メンタルの疲労が蓄積し、自分の中の毒素みたいなものを吐き出したくて走り描きしたものでした。それはオカンみのある巨大な猫にずぶずぶに依存してるOLさんのイラストで、今思えばあの時の私はとにかく優しい世界に逃げ込んで泣きたかったんだと思います。

愚痴を書くのと同じ気持ちでそのラクガキをTwitterにアップしたところ、思いがけずたくさんの人から反応をもらいました。『私もこんな猫が欲しいw』とか『これ漫画にしてよ(笑)』みたいなリプがいくつもついたのを覚えています。

濁っていた気持ちがすっかり晴れて、『こんな漫画ならいくらでも描けそう(笑)。ちょっと待ってて!』みたいな気持ちで描き始めたのがはじまりでした」

-AD-

ーー大きな猫が身の回りの世話をしてくれる……夢のようなお話なのですが、このキャラクター作りはどこから着想を得たのでしょうか?

「諭吉が人間(スパダリ系イケメンとか)にならなかったのは、私が猫好きだからというのはもちろんですが、『ドキドキときめきたい』んじゃなくて『疲れたので休みたい』気持ちが強かったからかなと思います。

他人が傍にいるのは疲れるけど独りは寂しい。猫くらいがちょうど良い。猫のお腹に顔をうずめて思いっきり抱きつきたい気分だけど、まさか普通の猫に全力で抱きつくなんてこと出来ないし……ああ猫がもっと大きくて頑丈な生き物だったらなぁ~……みたいなことを考えながら作っていった記憶があります。あとは『ついでに家事とかもしてくれたらなぁ~。寝て起きたらあのたまってる洗い物、きれいになってないかなぁ~』など、常識やモラルを投げ捨てて妄想に耽った結果ですね」