生まれたばかりの赤ちゃんとの生活。それは人生が激変する試練ともいえる。そんな試練に備え、看護師のみかんさん(当時29歳)とコンサルティングファーム勤務のタロウさん(当時30歳)は夫婦で育休を取得した。そして育休中に夫婦ローテーションで赤ちゃんのお世話する「シフト制育児」を編み出した。

「シフト制育児」を実践すると夫婦どちらも8時間睡眠が取れて、赤ちゃんともしっかり向き合える。さらに自分の時間も大切にでき、たまに外に出てカフェでゆっくり、なんてことまで可能になる

そんな夢のような「シフト制育児」のすべてを教えてくれるのが漫画「育休夫婦の幸せシフト制育児」(芳田みかん著/オーバーラップ)だ。
育児疲れせずに子育てが楽しめ、しかも夫婦の絆まで深まる「シフト制育児」とはいったいどんなものなのか。「シフト制育児」のやり方を「育休夫婦の幸せシフト制育児」の無料試し読みとともにご紹介する。同時に男性の育休の取り方や、育休中の二人の育児分担の決め方を著者の芳田みかんさんにうかがった。

育休取得のきっかけは先輩の一言

夫のタロウさんが育休を取ったのは、先輩の一言がきっかけだ。リモートワーク中のミーティングで、「この度妻が妊娠しまして」と報告したところ、「オレも子どもが生まれた時取ったよ」「あと、うちの会社、育休取ると実績になるし、取って欲しいらしいよ」と背中を押され、それを妻のみかんさんに伝えた。すると「嬉しい」と喜びながらも、初産のみかんさんは不安を口に…。
その様子を見て、タロウさんは育休取得を決意し、期間を赤ちゃんの睡眠時間が安定するまでの3カ月間と決めるのだ。

 
(c)芳田 みかん「育休夫婦の幸せシフト制育児」/オーバーラップ
(c)芳田 みかん「育休夫婦の幸せシフト制育児」/オーバーラップ