【独自】山上容疑者が「3年前、殺すつもりで火炎瓶を持って向かった」統一教会・名古屋4万人イベントの内部写真《来日した韓鶴子総裁と、礼賛した有名政治家たち》

現代ビジネス編集部

チャーター機で来日した韓総裁

工藤代議士はこう続けた。

「本日のテーマは、太平洋文明圏時代の日韓米の連携だと伺いました。日本の置かれた状況から意義あるテーマです。北朝鮮のミサイル問題、中国の外交など東アジアの安全保障環境は厳しさを増すばかり。自由の民主主義の価値を守るには日韓米の連結不可欠です。

日韓関係が懸念される、そのような時だからこそこの祭典に意義がある。韓鶴子総裁をお迎えして、日韓米の国会議員をはじめてとして多くの方々が集まりました。

連携の姿、東アジアの平和の礎……日本・韓国で少子高齢化は政府がさまざまな改善をしているが出席率などは改善できていません。日本人は45万人減ってしまった。団塊世代の3分の1の数少ない子供を十分に守れていない。離婚、子供の貧困、児童虐待の悲劇、大切な子供たちが犠牲になっています。

名古屋で行われた「孝情文化祝福フェスティバル」 (c) 現代ビジネス名古屋で行われた「孝情文化祝福フェスティバル」 (c) 現代ビジネス

韓総裁のご指導で家庭再建、真の家庭運動について、結婚と家庭の価値の重要性を訴え、夫婦の絆を訴えていることに心から敬意を表したい。

4万人を前にこれだけの挨拶をさせていただきました。工藤の家庭は大丈夫といわれているが、世界の平和と家庭をもう一度見つめなおし、素晴らしい国家をつくろうじゃありませんか。みなさまとともに集えたことを、ありがとうございます」

工藤代議士もまた、2度にわたって韓総裁の名前を持ちだして挨拶をしているのである。それだけではない。工藤代議士は、統一教会の名称変更(世界基督教統一神霊協会から世界平和統一家庭連合に変更)まで言及している。

「みなさん覚えていますか? 2015年に(統一教会の名称に)世界、平和、統一、そこに2文字『家庭』という字が付きました。2015年8月のことでありました。そのとき(私の)挨拶は千葉県幕張です。2018年、昨年7月は2万人大会、埼玉スーパーアリーナでした」

工藤代議士はこの大イベントの過去の開催について語ったのだ。統一教会との関係が非常に深いことを窺わせる発言である。なお、2012年に初当選した工藤氏が国土交通政務官に就任したのは、2018年10月、安倍政権時代のことだった。

2020年2月7日に韓国で行われた合同結婚式で (c) 現代ビジネス2020年2月7日に韓国で行われた合同結婚式で (c) 現代ビジネス

統一教会の霊感商法や合同結婚式、強引な勧誘などの相談を多数受けている弁護士が語る。

「統一教会は非常に政治と近い宗教団体です。選挙があれば手弁当で手伝いますし、かつては人件費を負担して秘書まで派遣していた。霊感商法などが社会問題になって裁判で不法行為が認定されても、統一教会から名称変更が認められて存続できるのは、そうした政治的背景があるからだと思う」

 

決して信仰しているわけではないのに、票目当てで統一教会と近い関係にあった政治家が多数存在するのは事実だ。

名古屋でのイベントに参加していた統一教会の信者が、「現代ビジネス」にこう証言する。

「あのイベントは誇大ではなく本当に4万人が参加していました。東海地方を中心とした日本だけでなく、世界中からです。韓国からは韓鶴子総裁らがチャーター機で来日しましたし、駐車場は信者のバスで満杯でした。

韓総裁は、会場をゴルフ場のカートのようなもので移動していたのをよく覚えています。もし山上容疑者が火炎瓶を投げていれば、とんでもない被害になっていたと思います」

「韓総裁を狙っていた」と供述している山上容疑者にとって、名古屋のイベントは安倍元首相銃撃の「序章」だったのだろうか。

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