偉大な政治家の遺志を継ぐべき
前記「暗殺率約10%! 米国大統領という危険な職業の実態を考える」2ページ目「最初に暗殺された大統領」で述べたように1865年にリンカーン大統領が暗殺された。
実行犯は、ジョン・ウィルクス・ブースという俳優である、この人物は、熱烈な民主党支持者であり、民主党は奴隷制度の維持を強く主張していた。
前記記事で触れたように、ブースの背後に何らかの組織が関与した可能性も噂されるが、それが民主党であった疑惑は無視できない。
奴隷解放を訴えるリンカーン大統領は、奴隷制度を堅持したい民主党にとって「リンカーン死ね」とでも言うべき存在であったといえよう。また、実際、リンカーン暗殺後大統領になったのは、副大統領であった「民主党」のアンドリュー・ジョンソンである。動機の面では真っ黒と言えるかもしれない。
つまり、実行犯がどうであれ、「リンカーン大統領が『奴隷解放』を訴え、それゆえに奴隷制支持勢力(の影響のもと)に暗殺された」と考えてもおかしくはないと思う。
また、ケネディ大統領の暗殺についても、色々と憶測が飛び交っている。史上最大のミステリーの1つかもしれない。
だが、個人的にはマフィアを中心とした既得権益層のトラの尾を踏んだという説が最も信憑性が高いと思う。司法長官としてマフィア討伐の陣頭指揮を執った弟のロバート・ケネディ氏も暗殺されているからだ。
要するに、「米国の暗部を浄化し、大胆な改革を実行」したことによって、「抵抗勢力」に憎まれたのだ。
安倍元首相の盟友であったドナルド・トランプ氏も同じ理由で「抵抗勢力」から憎まれている。