2022.07.22
# マンガ

ニッポン製造業の「匠の技」が込められている…「缶詰マンガ」が今、大注目を集めているワケ

おとなの週末編集部 プロフィール

味は二の次なんて言わせない

その内容はというと……本格グルメを描く『神々の晩餐』(作中でドラマ化もされてます!)を手がける天才漫画家・羽衣青葉が本作のヒロイン。しかし愛してやまないのは缶詰で、執筆に集中するための、いわゆるカンヅメになるためのマンションの棚いっぱいに買い込み、作業中も休憩時間も食事だって缶詰をパクパクパク。時に原稿に汁が垂れてしまうこともあるけれど、やっぱりパクパク。

『羽衣先生は今日もカンヅメ』(華鳥ジロー)

「安価で楽しめる缶から高価なごちそう缶までその1000種類以上‼︎」「保存がきくから味は二の次なんて言わせない努力をしてきたのよ」「もっと缶詰の気持ちになりなさい!」と力説するほど缶詰愛に満ちているのである。そんな羽衣先生が、単行本第1巻ではサバ缶、いちご煮、焼き鳥缶や竹中罐詰株式会社の「天の橋立」シリーズの魅力を力説する。

『羽衣先生は今日もカンヅメ』(華鳥ジロー)
 

そしてもうひとり、羽衣先生のところにアシスタントとして通うことになった芸大生の稲葉ニチローの存在も大きい。作画技術は今ひとつなものの、羽衣先生の缶詰愛を理解し、作画で疲れ果てた彼女のために缶詰の歯応え・味わい・色鮮やかさ・栄養素を損なわないレシピ……サバ缶を使ったアクアパッツァ、スパムを使ったおにぎり、さまざまな缶詰を使った和食御膳といったアイデア料理なんてものまで披露してくれるのだ。

「スパムおにぎり」もう一個とついつい手を伸ばしてしまう…!(画像提供/『羽衣先生は今日もカンヅメ』Twitter公式アカウント)

とまあ、読むほどに知識と缶詰を求める気持ちが大きくなってしょうがない。できることなら羽衣先生とコラボした缶詰特集を作ってみたい! 読むほどにそう思わせてくれる内容なのだ。

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