2022.07.19

プーチンに「ドイツが屈する」…追い詰められた「ゼレンスキーの焦り」と、欧州で広がる「ウクライナ離れ」の深層!

ドイツがプーチンに屈する日

ウクライナのゼレンスキー大統領は7月11日、ウクライナ支援に最も積極的な国の1つであるカナダ駐在の同国大使を本国に呼び戻すことを決定した。

カナダ政府が7月9日、ロシアとドイツを結ぶ天然ガスパイプライン「ノルドストリーム」の操業に必要なタービンをドイツに返却すると決定したからだ。

ロシア国営ガス大手ガスプロムは6月中旬以降、輸送に不可欠な設備であるガスタービンが制裁の影響でカナダから戻ってこないことを理由に挙げて、ノルドストリームのガス輸送量を通常の4割に削減している。

事態を重く見たドイツ政府が「タービンを速やかにガスプロムに返還してほしい」と強く要請したことにカナダ政府が応えたわけだが、ウクライナ政府は「対ロ制裁に反する」としてその返却に猛反対していた。

G7でドイツのショルツ首相(手前)と、その演説を聞くカナダのトルドー首相 Photo/gettyimages
 

ノルドストリームは11日から10日間、定期保守点検に入った。

ノルドストリームは年間550億立方メートルのガスを輸送しており、ドイツのガス需要の半分超を賄っている。

ロシア側は「タービンが戻ってくれば点検終了後にガス輸送量を元の水準に回復させる」としているが、ドイツなどの欧州諸国は「点検が終わってもガスの供給が再開されないのではないか」と懸念している。

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