信州大学特任教授であり、法学博士・ニューヨーク州弁護士である山口真由さん。東大卒の才女として様々なメディアで活躍するが、Twitterでのつぶやきはコミカルで飾らないものが多い。そんな意外な「素顔」を率直に綴っていただく本連載。

今回は、誕生日が苦手…と語る山口さんに、その深すぎる理由を綴っていただきました。

罪深い気持ちになってしまう誕生日

私は誕生日が苦手だ。“ハッピー”を強要されるような雰囲気が得意ではない。祝われるのも、祝われないのも嫌なのだ。

今、レギュラーとして出演させていただいている、いくつかの番組では、誕生日に一番近い日に花束やケーキを用意してくれたりする。ときには、その番組の偉い人が「はい、これ」とプレゼントを手渡してくれる。

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いただいたプレゼントを前に、斜に構えてしまう自分が嫌になりつつ、私は思う。もしかして、このプレゼント、スタッフの人が私のために探してきてくれたものを、デコレイティブな袋ごとその番組の偉い人に手渡してたりして。場合によっては、その人は中身がなんだかも分からないままに、私に手渡していたりして。もちろん、ご自身でプレゼントを選ばれる方は当然いらっしゃるし、中身だってケアする方が多いだろう。だけど、だけど、だけど……。

別に、偉い人を責めてるわけじゃない。私も似たような覚えがあるからだ。それは悪いことじゃない。そういうものなのだ。だが、なぜか私を罪深い気持ちにする。

プレゼントを選ぶ人はまがりなりにも私のことを考えてくれていたはずなのだ。私の年齢や、ライフスタイルを考えて、「この人はこんな人だ」と想像し、「だから、こういうものがはまるはずだ」と愛を込める。この情緒のこもったプロセスを搾取してしまったかのような気持ち。