2022.07.31
# ライフ

日曜日の憂鬱「サザエさん症候群」を解消するための“日曜日の夕飯”

月曜日も怖くない

日曜日の夕方。明日からまた仕事が始まると思うと、ため息が出たり、憂鬱な気分になってしまう。ちょうどTV番組の『サザエさん』が始まるタイミングになるとそんな気分に襲われることから、この症状はいつしか「サザエさん症候群」と呼ばれるようになっている。
 
メンタルクリニックにかかるほどではないものの、こうした「軽度のうつ症状」を訴える社会人が増えている。そんなココロの不調を改善・予防する方法について、メンタル不調やうつ症状の改善を専門とする精神科専門医の奥平智之先生に話を伺ってみた。

奥平智之(おくだいら・ともゆき)
日本栄養精神医学研究会会長/医療法人山口病院副院長(埼玉県川越市)。「メンタルヘルスは食事から」をモットーとする栄養専門精神科医、漢方専門医、認知症専門医、産業医。貧血のない鉄欠乏の女性が多いため、鉄欠乏の女性を「鉄欠乏女子(テケジョ)」、栄養の問題が原因のメンタル不調を「栄養型うつ」と命名。著書として『食べてうつぬけ~鉄欠乏女子(テケジョ)を救え!』(主婦の友社)など多数。

「サザエさん症候群」は適応障害の一種

photo by gettyimages

テレビ番組『サザエさん』が始まる時間帯といえば、楽しかった週末が終わり、そろそろ明日からの仕事のことが頭によぎるタイミング。多かれ少なかれ、誰だって気分が沈んだりした経験があるのではないだろうか。

「サザエさん症候群に陥ると、日曜日の夜にあまり眠れなかったりして、月曜の朝の時点で精神的にも身体的にもパフォーマンスが落ちているので、遅刻をしてしまったり、集中力が低下してしまったりする人が多いです。いわゆる『サザエさん症候群』のような症状がみられたら、精神医学的には適応障害と診断されることが多いと思います。適応障害も、栄養や睡眠、環境調整などの生活指導やアドバイス、漢方も含めた薬物治療の対象になります」(奥平先生)

 

つかの間のこととは言え、落ち込んだ気分になったり、不安感に襲われたり、涙もろくなったりしてしまう。一般的な感覚だと、これも「うつ病」の一種のように思うが奥平先生によると、うつ病と適応障害はまったくの別ものなのだという。

「いわゆるうつ病の場合は、平日もうつ状態になっているということが一つの判断基準になるのです。誰だって少しは日曜の夜に気分が沈んだり、あるいは月曜の朝が辛かったりということはあるでしょう。程度問題ではありますが、日曜の夜に気持ちが塞ぎ込むくらいであれば、適応障害、もしくは正常の範疇ということになります。ポイントは平日も慢性的にうつ状態が続くかどうかです。月曜日が嫌で食事が食べられなくなったとか、よく眠れないなど睡眠障害の症状があれば、早めにメンタルクリニックなどの専門医師と相談したほうがいいでしょう」 (奥平先生)

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