2022.07.18
# エンタメ

ピアニスト・反田恭平が選んだ曲に、ショパンコンクールの審査員は「この曲は知らない」と絶句したあとに……《集中連載・反田恭平という人生(1)》

反田恭平という人生(1)

最もチケットが取れないアーティスト

ショパン国際ピアノコンクール(ポーランド・ワルシャワ)、チャイコフスキー国際コンクール(ロシア・モスクワ)、エリザベート王妃国際音楽コンクール(ベルギー・ブリュッセル)は「世界三大コンクール」と呼ばれる。ピアニストにとって、これらのコンクールで上位に入賞することは「世界へ飛び出すための登竜門」だ。

パンデミックによって世界が大混乱に陥っていた2021年10月、一筋の光明の如き明るいニュース速報が列島を駆け巡る。ピアニスト反田恭平がショパンコンクールで第2位に輝き、小林愛実が第4位の栄冠に輝いたのだ。

歴史上、日本のピアニストがショパンコンクールで優勝した例はない。日本のピアニストが第2位に輝いたのは、内田光子(1970年大会)以来実に51年ぶりの快挙だ。27歳の反田と26歳の小林が幼なじみだという微笑ましいニュースもバズり、反田は現在「最もチケットが取れないアーティスト」として人気を博す。

反田恭平とは、突然変異のように日本に出現した「ナチュラルボーン天才ピアニスト」なのか。はたまた、人知れぬ陰の努力によって世界第2位を勝ち取った「叩き上げピアニスト」なのか。

初の書き下ろし著書『終止符のない人生』(7月21日発売)に、知られざる「天才の育て方」が記されている。「現代ビジネス」が発売前に入手した新刊の中身を、4回連続の短期集中連載でいち早くご紹介しよう。

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