織田信長が生き延びるまで「本能寺の変」を繰り返す…異色の“歴史マンガ”が話題沸騰のワケ

2022年は本能寺の変から440年というメモリアルイヤー。リレー連載「天下布武の創り方~信長クリエイターに訊く『コンテンツとしての織田信長の魅力』」では、ゲーム、マンガ、ソーシャルゲーム、ライトノベル等、これまでの「信長像」に新たな視点を加えてきた気鋭のクリエイターたちに取材。第4回は、人気マンガ『何度、時をくりかえしても本能寺が燃えるんじゃが!?』の原作を手掛ける井出圭亮さんのインタビューをお届けする。

『何度、時をくりかえしても本能寺が燃えるんじゃが!?』(原作:井出圭亮/漫画:藤本ケンシ)
 

正解を選べば天下統一への道が開ける!?

7回。これは漫画「何度、時をくりかえしても本能寺が燃えるんじゃが!?」(以下「なんじゃが!?」)単行本1巻で本能寺が燃えた回数だ。その後も繰り返し本能寺が燃え続けるのはワケがある。

本作は『天正10年織田信長は本能寺で死ぬ』この小中学校の歴史教科書にも掲載されている歴史的事実を覆すため、信長が天正年間を繰り返す時代劇コメディ漫画。誤った行動を起こすと即本能寺へ飛ばされて燃え、振り出しに戻る。正解を選べば天下統一への道が開けるのだが、そうは問屋が卸さない。

『何度、時をくりかえしても本能寺が燃えるんじゃが!?』(原作:井出圭亮/漫画:藤本ケンシ)

何しろ「なんじゃが!?」信長は短気・浅慮・パワハラ気質。本能寺の変の首謀者・光秀を切り捨てるも、自身の迂闊な行動が仇となり、また本能寺が燃えてしまう。そして何度もループを繰り返すうちに、物語は思わぬ方向へ動き出す――。

この「なんじゃが!?」信長、そしてユニークな世界観がどのように生まれたのか、原作者・井出圭亮さんにお話を伺った。

関連記事