「26人殺した」「斬首して豚肉のようにばらばらにする」…ミャンマー国軍兵士の携帯から人権侵害の証拠続々

「俺は殺人のエキスパートだ」

「俺は殺人のエキスパートだ」「26人殺した」「斬首して豚肉のようにばらばらにする」などショッキングな内容の会話を交わすミャンマー国軍兵士の動画が公開された。

これは米国メディア「ラジオ・フリー・アジア(RFA)」とその系列である「ベナール」が配信したもので、ミャンマー中部ザガイン地方域アヤドー郡で村人が入手した国軍兵士の携帯電話に残っていた動画や写真だ。

RFAウェブサイトより

動画には冒頭のような民間人を虐殺したことを自慢げに「告白」する会話の他に、殺害した民間人とともに写る兵士の写真も残されているといい、人権団体などは軍による人権侵害の新たな証拠であるとしてミャンマーの軍事政権を厳しく糾弾している。

報道によるとこの携帯電話は、北西部サガイン地方域のアヤドー郡区で、おそらく所持者の兵士がどこかに置き忘れたか落としたところを村人が入手したものだという。携帯の保有者は動画などの内容から陸軍第708軽歩兵大隊第4中隊の所属兵士とみられる。

 

衝撃的な動画は2分50秒あり、3人の兵士が笑いながら会話をしている様子が映っている。左右両側の兵士は迷彩服姿、中央の兵士は平服姿で主に左右の兵士の会話が撮影されている。その内容は以下の通りである。

(左兵士)「俺はこれまで26人を殺害したが、お前は何人殺した」
(右兵士)「俺は8人だ」
(左)「どうやって殺した」
(右)「銃殺だ」
(中)「俺はまだ殺したことはない」
(右)「血を見るのは嫌いだ」
(左)「俺は殺した死体をばらばらにする。首を切ったり、のどを切ったりして5つに分解するのさ。豚肉のようにばらばらにするんだ」
(右)「豚肉みたいにかい」
(左)「そうさ、人間の肉は豚肉と違って黄色いのさ」
(右)「俺は子供のころから人を殺すのが好きだった」
(左)「俺は殺しのエキスパートだぜ」

などと、残酷な内容を笑いながら話している。背景には軍の施設とみられる建物があり、右の兵士の胸には手りゅう弾がぶら下がっているのが確認できる。

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