2022.07.25
# 金融・投資・マーケット # 自動車 # 企業・経営

「休むなどもってのほか」衝撃メールにア然…日本電産・永守会長の「復活」で社内は大混乱

カリスマ経営者として知られる日本電産会長・永守重信氏。その経営哲学に「一番以外はみんなビリ」というものがある。

自らに高いハードルを課し続け、成功を築いた名経営者を象徴する言葉だが、社員も株主もだんだん「ついていけない」と感じ始めたようだ。

「嫌なら株を売れ」

6月17日、京都市内のホテルで開催されたモーター大手、日本電産の株主総会。創業者の永守重信会長(77)が、三顧の礼で日産自動車の副COO(最高執行責任者)から後継者として迎えた関潤社長(61)を4月21日付でCEO(最高経営責任者)からCOOに降格させ、自らCEOに復帰したことに株主の関心は集中した。

「株価が下がった理由は何か。企業努力が足りなかったのではないか」

株主から出た質問に、永守氏は少しキレ気味でこう答えた。

「私個人が日本電産最大の株主なので、他の株主に損をさせるようなことはしない。株価が上がったり、下がったりするのが嫌だったら、ここからすぐ出て株を売りなさい」

 
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株価低迷にクレームを付けた株主に対して、文句があるなら株主をやめてくれて構わない、と言わんばかりだ。日本電産社内からも「歯に衣着せぬ発言で知られるうちの会長だが、さすがにあれは言い過ぎではないか」との声が上がった。

永守氏の表情はいつもと違って覇気がなく、顔は痩せこけ、髪の毛もぼさぼさで、疲れ果てているように見えた。社内では最近、永守氏の足取りが覚束なくなっていると証言する社員もいる。

「50万円以上の決済書はすべて自分で目を通している」などと社内でも言われるほど、CEOとしてマイクロマネジメントに徹しているとされる永守氏。もうすぐ78歳の御身にとっては楽ではあるまいが、「うちは90歳以下で死んだ者はいない長生きの家系。会社はまだ3合目だ」と、株主に対しても「生涯現役」を改めてアピールした。

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