2022.07.30

じつは「米国発のインフレ」はもうすぐ終わる…!データが物語る「株高」の可能性

楽観的でもなんでもない

「どうして広木さんは、そんなに楽観的なのですか?」という質問をよくいただくが、僕は本来、ものすごく悲観的な人間である。何事も悪い方、悪い方へと考える。常に不安で夜も眠れない。だから深酒をして意識を無くして床に就く。

毎朝、酷い二日酔いで、それで余計に気が滅入る。悪循環である。わかっちゃいるが、どうにもならない。悲観主義者の性と諦めている。ぎりぎりのところで堪えているが、ふっと気を抜くと鬱病になりそうである。

愛読書は楠木建先生の『絶対悲観主義』。帯のコピーは「心配するな、きっとうまくいかないから」。腑に落ちるのはモチロン、大笑いしながら読んでいる。『絶対悲観主義』を笑いながら読んでいる時だけが、幸せだ。僕が悲観主義者であることの証明である。

「じゃあ、どうして、米国のインフレはピークアウトが近い、なんて楽観的なことをいうのか!」「天下の日本経済新聞が『米物価高、ピーク見えず』と言っているのに、出鱈目なことをいうな!」と怒りの声が聞こえてくる。

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僕は別に楽観視しているわけではなく、バイアスをかけずに素直に事実を見ているだけである。日経新聞は「米消費者物価の伸びが頭打ちになる兆しが見えない」(14日付朝刊)と書いているが、僕には「頭打ちになる兆し」が見えまくりである。

世の中で確実なことは何一つなく、確度の高い予測は人口動態くらいしかない。それでも次回発表になる米国の7月CPIは、今週発表された6月のものよりだいぶ落ち着いたものになるのは、ほぼほぼ見えている。

食品とエネルギーを除いたコアCPIは前年同月比5.9%と、3月に6.5%を記録した後に3カ月連続で低下している。ちなみにFEDがインフレ指標としてウォッチしているコアPCEデフレータも2月末をピークに3カ月連続低下している。

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