2022.08.01
# ビジネス

優秀なプレイヤーが「優秀なマネージャー」になるとは限らない「納得のワケ」

デキる上司がハマる落とし穴
優秀なプレイヤーが、優秀なマネージャーになるとは限らない……。よく耳にする話だが、原因はどこにあるのだろう。著書『成長する組織をつくる1on1マネジメント』を上梓した佐原資寛氏によれば、「部下と心理的安全性のある関係が構築できず、部下に仕事をまかせられずに、自分でなんでもやってしまって、忙しさに追われてしまう」のが、実力のある上司が陥りがちなパターンだという。このパターンを打破するヒントを、同氏に教えていただいた。

デキる上司はこのワナに要注意

実は、プレイヤーとして優秀な人ほど、上司になったときにハマりがちなパターンがあります。

それは、部下と心理的安全性のある関係が構築できず、部下に仕事をまかせられずに、自分でなんでもやってしまって、忙しさに追われてしまうのです。

どうしてそうなってしまうのか、次の図で説明しましょう。この図は、プレイヤーとして優秀だった人が管理職になったときの、よくたどる段階を示しています。

・歩み寄りの出発地点

歩み寄りの最初の段階では、上司は部下に「こうすればうまくいく」という明確な指示を出します。これは旧来のマネジメントスタイルであり、上が下に指示を出す関係ですから、部下の心に心理的安全性はありません。

また部下は、「デキる上司」が次は何を言ってくるかと常に待つようになり、自分で考えることをやめてしまいます。

上司に言われたことをやるだけですから、モチベーションは当然、上がりません。

 

・歩み寄りの第一段階

「デキる上司」はこの段階で、「部下に自分で考えさせないとまずい」と気づきます。

そして、部下に考えるように仕向けて、口を出さないようにします。

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