2022.07.27

ペリカン印の「どさん子ラーメン」がしぶとく生き残るワケ…創業から60年、なぜ

味噌ラーメン界の“ドン”はいま

ご当地ラーメンブームの先駆者

ペリカンがロゴになっているラーメンチェーン「どさん子」をご存じだろうか。同店は1970年代から急激に店舗を増やし、全国展開した味噌ラーメンのフランチャイズチェーンだ。

40代以降の方なら、全国的に札幌味噌ラーメンを根付かせた功労者、ご当地ラーメンブームの先駆的存在として鮮烈に記憶されているだろうが、それ以下の世代にはピンと来ないかもしれない。

写真:筆者撮影

というのも、80年代から90年代にかけて、とんこつラーメンがブームとなった辺りから急激に店舗数を減らし、2000年以降は街でほとんど見かけない存在となったからだ。

あんなによく目にしたどさん子に、いったい何があったのだろうか。そして今、どうしているのだろうか。

 

1961年、東京都墨田区にあった「餃子飯店 つたや」から全てが始まった。そこはいわゆる町中華でありながら、餃子と炒飯を全面に売り出した、当時としては画期的な店舗だった。その専門性が話題となって、多店舗展開を開始する。

当時は、本店で修行した弟子が独立して店舗を開業する、いわゆる“暖簾分け”というシステムしか考えられていなかったが、アメリカでマクドナルドがフランチャイズという形式で展開していると知った創業者・青池保は、日本版フランチャイズチェーンをつくろうと、1967年、両国にどさん子1号店を立ち上げた。

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