2022.08.08
# ビジネス

部下の「はい、わかりました」を鵜呑みにする上司が圧倒的に「ダメな理由」

「1on1」で気を配るポイント
部下との信頼関係を構築するには、徹底的に話を聞くことがポイントだ。しかし、大切なのは言葉だけではない。著書『成長する組織をつくる1on1マネジメント』を上梓した佐原資寛氏は、部下が「はい、わかりました」と言ったときの表情、声音、身振りまで気を配ることが大切だという。人の上に立つ人なら知っておきたい、「発話促進」と「安心感醸成」を実現するコミュニケーションを、同氏に教えていただいた。

自分の経験で勝手に決めつけない

「1on1ミーティング」は部下のための時間だから、徹底的に話を聞こう。

そう心がけていても、多くの人が無意識にやってしまうのが、話を聞きながら自分の経験にひもづけてしまうことです。

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たとえば、部下が「こんなことで困っているんです」という話を始めたら、「ウンウン」と相手の話を聞きながら、頭の中で「あ、自分にもそんなことあったよな」「15年くらい前だったかもしれない。そのときどうやって解決したんだっけ」と、自分の経験を考え始めます。

そして、「それって、こういうことでしょ?」と決めつけてしまい、挙げ句の果てに「自分はどうやってうまく解決したか」の武勇伝を語ってしまうパターンが少なくありません。

しかし、「発話促進」と「安心感醸成」に集中するためには、会話の最中に自分に矢印を向けないことが大事です。部下だけにフォーカスしながら、「この人の真意はどこにあるのだろう」と常に探ろうとすることです。

たとえば部下に「こういう課題があるんです」と相談されたとします。でも、表情や話し方から、それが本当の課題なのか、部下が確信していないような気がしたとします。そうであれば、「今課題として教えてくれたことは、自分の頭のなかでしっくりきてる?」と聞いてみるのです。

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