グラハム子さんは育児漫画やエッセイ漫画を様々な媒体で連載し、Instagramでは10.5万人フォロワーを持つ2児の母。過干渉な義母やモラハラ夫など、周りにいる困った人をコミカルに風刺した漫画『美淑女戦隊オバサンジャー』に続き、最新刊『親に整形させられた私が母になる エリカの場合』(KADOKAWA)が発売された。

ユーモアあふれる前作とは異なり、実の母親に整形を強要され、「親にとっての理想の子」になるべく育てられた主人公・エリカが、母親の呪縛から逃れるまでを綴ったシリアスな作品は、グラハム子さんの実体験に基づいて描かれているという。

FRaUwebでは、親との確執や、感じてきていたことなど、グラハム子さんの過去を振り返っていただく描き下ろしエッセイを、漫画無料試し読みとともに短期連載でお届けする。

母の言葉が原因で摂食障害に

今回の記事末についている、漫画『親に整形させられた私が母になる エリカの場合』(KADOKAWA)試し読み(11/12話)は摂食障害がメインのお話です。

摂食障害とは、自分ではコントロールができず、過食、拒食、過食嘔吐などさまざまな症状によって食事が上手くできなくなってしまう病気です。拒食と過食じゃ正反対じゃないの?と思われるかもしれませんが、根っこの部分は同じです。多くの場合、拒食期も過食期もどちらも通ります。風邪をひいて、熱が出るか、鼻水が出るか……みたいな感じかもしれません(ちょっと違うかな)。

親に整形させられた私が母になる エリカの場合』(KADOKAWA)の主人公エリカが摂食障害を発症したのは大学生という設定ですが、実際に私が発症したのは高校生の時でした。きっかけは単純にダイエットでした。年頃の女の子ですからそりゃ痩せたい。その一番の理由は母からの言葉でした。「みっともない」「膝に肉が乗ってて笑っちゃう」「親の食事管理が出来ていないと思われるから痩せてくれ」……書き出せばキリがないですが、こういった言葉を3日に1回は言われていました。

『母に整形させられた私が母になる』第10話より。グラハム子/KADOKAWA
 

毎日ではないのは、きっと母なりに『あまり言ってはいけないこと』『傷つけること』なのがわかっていたから、思いやりだったのだと思います。ただ、それでも母はどうしても言わずにはいられなかったのでしょうね。

だから3日に1回くらいは必ず小言を言われていました。ちなみに当時は部活で運動はしていたものの、身長152センチに対して、体重は重かったと思います。私自身も自分が太いのは気にしていたので、母の言葉は正しいと思っていましたし、言われるたびに胸に蓄積していきました。