2022.07.30

29歳男性が青ざめた…「人生で一番の彼女」から別れの際に言われた「ヤバすぎる一言」

古川 諭香 プロフィール

けれど、そうした理由はおそらく言い訳だ。圭吾さんの胸のうちをじっくり聞いてみると、彩さんの時ほど彼女に対する気持ちが盛り上がらないのが、結婚をためらう理由であるようだった。

「正直、彩のことは今も考える時があります。思い出すと辛いから、一緒に行った場所には今の彼女はもちろん、歴代の彼女も連れていったことがありません。旦那さんとその後、仲良くやっていけているのか、無料のアプリで怖い目にあったりしていなかっただろうかと、ふとした時に考えて、あの頃に戻りたいなと思ってしまいます。」

あの頃に戻りたい――。そう口にするものの、圭吾さんは今の彩さんに会いたいとは口にしなかった。おそらく、圭吾さんが恋焦がれているのは、あの頃の彩さんだけなのだ。だから、もし仮に現在の彩さんと出会えても、2人の関係がうまくいくことはないだろう。

過去はただでさえ美しく見え、叶わなかった恋心や想いは余計に美化されることも少なくない。けれど、過去に囚われ続けていると、いまそばにいてくれる人のぬくもりや未来を共に生きていく存在を失ってしまうこともある。そのことに圭吾さん自身が気づくことが、彼自身の未来を変える第一歩だ。

また、圭吾さんの体験談は読者にとって、叶わなかった恋への未練を断ち切るきっかけになるだろう。「この人しかいない」と思えた人と様々な事情や理由によって生涯を共にできないと悔しさや悲しさで胸が張り裂けそうになってしまうものだが、それでも私たちにはもう一度、誰かを愛すことができる力が備わっている。

味わった絶望以上の笑顔を得るためにも、現在、叶わなかった恋に囚われる日々を送っている人には過去ではなく、今に目を向け、幸せになることを貪欲に求めていってほしいと思う。

 
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