【独占公開】中古車販売、風俗店スカウト…プロ女衒「ガーシー」はこうして生まれた《暴露本の中身 集中連載第2回》

「死なばもろとも」(2)
暴露系YouTuberのガーシーが、参議院議員に当選した。彼の暴露本『死なばもろとも』を刊行する。ここには、多くの芸能人や経営者の耳を疑う黒歴史やスキャンダルが、これでもかと実名を挙げて記されている。その内容を、短期集中連載でお届けする。第2回では、この謎の男の誕生秘話が明かされる。

(連載/第1回もあわせてお読みください)

出勤5日目にサラリーマンを辞めて起業

芸能人やタレント、スポーツ選手にかわいい女の子を紹介する役回りは、かつて「女衒」(ぜげん)と呼ばれ、今は「アテンダー」と呼ばれる。「アテンダーガーシー」が誕生するまでの知られざる成り上がり列伝も、このたび出版された暴露本で詳しく記されている。単なる暴露本かと思いきや、『死なばもろとも』(幻冬舎)はビジネス書の様相も呈する。

ガーシーは10代のころ関西で走り屋をやっていたそうだ。大阪の阪南大学に進学すると、ヤリサー(ナンパサークル)での活動に血道を上げて学業どころではない。

大学卒業後に自動車販売店に就職すると、持ち前の話芸でもって入社3日目にいきなり車を3台売ってしまう。「マニュアルを無視して勝手な営業をするな」と上司にキレられたガーシーは、逆ギレして会社員をスッパリ辞める。100万円を元手に、友人と一緒に起業した。

〈「カーセンサー」や「Goo」みたいな車雑誌に広告を載せるカネはない。オークションで車を仕入れるための資金もなかった。カネがない俺らが、どうすれば車を売れるのか。そうだ。学生や。サークルでの経験を生かすんや。

17歳のころの俺は、早く歳になって車の運転免許を取りたくてしゃあなかった。親に頼みこんででも、誰かから借金をしてでも運転免許の教習所に通い、ボロ車でもいいからマイカーがほしかった。今の学生もきっと同じに決まってる。連中を客として車を売ろう。そう思いついたんや。

車をエサにヤリサーの延長で学生相手にイベントを打ってしまえばええ。どうやって二つのビジネスを同時進行させたかって?

 

マハラジャ六本木みたいなナイトクラブを借り切って、学生を集めてパーティを開く。ビンゴ大会の景品の1等賞は車や。ボロ車や事故車は修理代や車検代がかかるから、タダ同然でもらえた。その車を景品にして客を集めるんや。パーティの登録料だけもらえたら損はしない。

安く車を買いたい学生なんていくらでもおる。車がタダでもらえるパーティということで大人気になって、その周りの学生にも「車もってたら女の子にモテるで」「マイカーでデートに誘ったらイチコロやで」とかナントカ営業トークをかまして売りさばいた。〉『死なばもろとも』53〜54ページ)

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