私たちのふだんの行動軸をベースに、未来を変えるアクションを集めました。毎日の暮らしの中でできることから新たな世界での体験まで、できそうなこと、やりたいことから探してみましょう。今回は、「着る」アクションの中から、古びてしまった洋服を長く着るためのアイデアをご紹介します。

-AD-

古びてしまったお気に入りを
カラフルに繕って長く着る

何度も着るうちに襟や袖口やポケットがほころびてしまったり、穴が開いてしまったり。お気に入りの服ほど早く古びてしまうのは寂しいものだが、刺繡でリペアすれば新たな服として長く着ることができる。ここでは、初心者でもできる4つの簡単なステッチを刺繡作家のatsumiさんがレクチャー。リメイク感覚でお繕いを楽しむという考え方は今話題のダーニングと同じ。刺繡はサステナブルでクリエイティブな手仕事なのである。

●教えてくれた人
atsumi 
あつみ/刺繡作家。多摩美術大学卒業後、アパレルメーカー等を経て活動を始める。個展やワークショップ、書籍の挿画の他、刺繡糸ブランドototoitoも手がける。著書に『刺繡のエンブレム』(文化出版局)、『刺繡のはじめかた』(小学館)など。www.itosigoto.com

着古したスウェットとジーンズが刺繡のリペアでチャーミングに変身。袖口やジーンズのポケットのほころびにはサテンステッチを併用して。汚れがちな襟元はブランケットステッチでカバー。
ジーンズに空いた穴には、ダーニングと同じウィービングステッチを配色使いで。その右上のスパイダーウェブステッチは、汚れやシミのついてしまったシャツなどに応用するのもアリ。目立たないようにリペアしたいなら、アイテムと同じ色の糸を使えばOK。

<用意するもの>

刺繡糸、刺繡針、刺繡枠、糸切りばさみ。糸は刺繡する生地に合わせて選ぶ。布帛には刺繡糸、ニットや靴下には毛糸を選ぶ。毛糸の太さは、刺繡するアイテムの糸と揃えるのが基本。靴下やセーターの袖などに施す場合は、ダーニングマッシュルームがあると便利。

(右)ダーニングマッシュルーム