お米の値段は「国の補助金3000億円」で維持されている…? 農水省「新事務次官」が直面する実態

「補助金漬け」を転換できるか

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農林水産省の事務次官に横山紳官房長('86年入省)が下馬評通り就任した。農林水産業が成長産業として自立できるよう、生産者を「補助金漬け」にする政策の転換に向け、族議員と対峙できるか真価が問われる。

特に問題となっているのが、米の過剰生産を防ぐため農家に支給している「転作補助金」だ。家畜餌用米などに生産を切り替える農家を支援し、米価格を下支えするため毎年3000億円もの予算が計上されている。

財政当局は国民の理解が得られないとして、この予算を問題視してきた。農水省も「本音では予算を減らしたい」(キャリア)とされるが、族議員や自民党を支援する農業団体が反発するため、手を付けられずにいる。

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