2022.08.04

日本の「アパレル業界」の「不都合な真実」を明かす…“大量廃棄””売れ残り”“供給過剰”などの「リアルデータ」を全公開!

衣料品をめぐっては前々から指摘される過剰供給に加え、リユース率・リサイクル率も低位に留まって、大量廃棄が地球環境を汚染しているとの批判が強まっている。

では一体、実際には、どれほどの衣料品が供給され、そのどれほどが消費者に購入され、どれほどリユースされたり中古衣料として輸出され、最終的にどれほどがリサイクルされ、どれほどが廃棄されているのか――。

流通ストラテジストの小島健輔氏が、財務省の貿易統計や環境省の調査をもとに重量ベースで解説し、改善への課題を指摘する。

衣料品の「真実」とは photo/iStock
 

衣料品「過剰供給」は、むしろヒドくなっている

コロナ以降の我が国には年間で100万トン前後の衣類(0.6万〜0.9万トンの輸入古着を含む)が供給され、ほぼ同量が放出されている。

2020年の環境省の調査では14.4万トンが中古衣料としてリユースされ、12.3万トンが原料などにリサイクルされ、51.2万トンが廃棄(焼却又は埋め立て)されたと報告している。

この他に22.7万トンが中古衣料として輸出されているから、その合計は101.6万トンと、購入から放出までの時差はあるものの供給量とほぼ一致している。

SPONSORED