2022.08.06

日本製造業の質とノウハウをもってすればeコマースをも支配できる

鍵は物流、配送センターはまさに工場だ

「お家芸」の製造業を支えるのが物流業

日本の製造業の素晴らしさについては、昨年5月9日公開「日本の『お家芸』製造業、じつはここへきて『圧倒的な世界1位」になっていた…!」で詳しく述べた。副題にあるように「『悲観論』は間違っていた」のである。

また、トヨタ自動車を代表とする日本の「製造業」が素晴らしいことは、2020年6月16日公開「やはり独り勝ち、世界の自動車メーカーはトヨタにひれ伏すのか?」、昨年5月5日公開「菅政権が『邪魔』ばかりするから『トヨタが日本を捨てる日』がやってくる…って本当か?」、昨年5月18日公開「水素エンジンはハイブリッドのように大ブレイクするか?」でも述べた。

by Gettyimages

最後の記事の副題、「トヨタは『ベンチがあほ』でも野球する」のような気概を持ったいわゆるメーカーの力だけではない。それらの「メーカー」を支える企業群の水準も群を抜いて高いのだ。

例えば日本の製造業の水準の高さの象徴ともいえる「トヨタ生産方式(TPS)」の中の「カンバン方式」を考えてみよう。

最近は、昨年9月27日公開「トヨタの半導体在庫の増加はデフレ経済の終わりを意味するか」で述べたように、長年続いたデフレ経済下のような「極少を目指す在庫の絞り込み」は難しくなっている。

 

だが、たとえ、昨年6月1日公開「『ステルス値上げ』のウラで、いよいよ日本経済に『巨大インフレ』が襲ってくる…!」で述べたインフレが、7月23日公開「インフレで年金、健康保険に頼れなくなる中、どう生き残ればいいのか」のように内外で悪化する情勢の中でも、「在庫管理の適正化」=「カンバン方式」の重要性は変わらない。

むしろ、インフレによって原材料などの製造コストが上昇する中で、在庫の適正化によるコスト削減はさらに重要な命題となる。

そして、その「在庫適正化」において必要不可欠なのが「(迅速・正確な)高品質の物流」である。

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