美容部員として働いていた経験があり、コスメとメイクをこよなく愛する漫画家として、これまでに『リメイク』、『いつかのいつか』など、メイクをテーマにした数々の作品を発表している六多いくみさん。7月には大人気のメイクハウツー漫画『メイクはただの魔法じゃないの』シリーズから『ビギナーズ』(漫画アプリ「Palcy」にて連載中)と『テクニック』(月刊誌「Kiss」にて連載中)、それぞれ待望の2巻が紙と電子同時発売され、メイク初心者からコスメ好きまで、幅広いファンから支持を集めている。

ここ数年のコロナ禍によるマスク生活などで、メイクをめぐる環境も大きく変わった。そして、六多さん自身も3年前に出産し、1児の母になってからはライフスタイルが一変。多忙や加齢といった壁にぶつかる大人の女性は、美容やメイクにどう向き合っていくべきなのか。現在の六多さんのメイクへの想いと、いくつになってもメイクを楽しむヒントとは――。

新刊『メイクはただの魔法じゃないの ビギナーズ』、試し読みも!

コスメは自分を変身させてくれる魔法のアイテム

『メイクはただの魔法じゃないの ビギナーズ』は、美容雑誌には載っていないメイクの基礎の基礎を分かりやすく、丁寧に解説する初心者向きの作品。『メイクはただの魔法じゃないの テクニック』は、メイクがさらに楽しくなるメイクテクニックが満載の談義コミックだ。どちらも、原作者の六多さんを彷彿とさせる、元・美容部員で現・少女漫画家の六花なるみというキャラクター(六多さん自身が理想とするBA像を形にしたものとのこと)が登場し、メイクやスキンケアに対する悩みや疑問に寄り添ってアドバイスしてくれる。

『メイクはただの魔法じゃないの ビギナーズ』第2巻より。六多いくみ/講談社
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「雑誌や動画など、カラーで見せるメイクハウツーものが世にあふれているので、マンガでできることって少ないんじゃないかな……と以前は思っていたんです。でも、メイクが苦手だったという読者の方たちから、『モデルさんを使っていると、まずそのモデルさんの顔がかわいすぎて、あまり参考にならないと思ってしまうけれど、マンガだと、誰と比較することもなく、自分に落とし込みやすい。やってみようかな? という前向きな気持ちになりました』という声をいただくことがあって。メイクのハードルを下げることができるのは、マンガだからこその強みなんだと気づかせていただきました。すごく嬉しかったですね」