京都大学に首席合格後、TVのクイズ番組「頭脳王」にて3年連続ファイナリストに、さらに3年連続で競技かるたの名人位の座に。現在はオンライン個別指導塾を運営し、学生から社会人までの受講生95%の成績アップに成功する粂原圭太郎さんに、子どもの能力を最速で伸ばす学習法について聞きました。

粂原圭太郎
京都大学経済学部経営学科卒業。高校時代は平均偏差値80、最高偏差値95を出し、京都大学に首席で合格。2014年から3年連続で「最強の頭脳 日本一決定戦! 頭脳王」(日本テレビ系)ファイナリストになり、一躍脚光を浴びる。小学5年生より競技かるたを始め、現在八段。2019年に競技かるた名人位を取得、2021年まで3連覇を果たす。現在は完全個別オンライン指導塾「となりにコーチ」の代表を務める。「教育×ゲーム」をテーマに新しい教育を研究・制作するチーム・クロスエデュケーションラボの一員として『漢字ハンターズドリル』を上梓したばかり。
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人生を変えた『漫画百人一首』

「京大首席合格」というと、「子どもの頃からよほど勉強好きだったんでしょう」と思われるのですが、勉強がめちゃくちゃが好きだったかというと、正直、それほどではありませんでした。友達と遊んだり、スポーツしたり、ゲームをしたり、勉強よりも好きなことは、たくさんありました。
 
子どもの頃、家には宇宙や生物といったいろいろなジャンルの図鑑が揃っていたのですが、ほぼすべて開かないままでした。当時の僕は、そういうジャンルにあまり興味がなかったのだと思います。ただ一冊、母が本棚に入れていた『漫画百人一首』という本。その一冊を読んだことで、僕の人生は変わりました

漫画で百人一首の解説がされている本は多く出ている Photo by iStock

そこから競技かるたにのめり込んで、競技かるたを頑張るために勉強も頑張ろう……という好循環が生まれ、京都大学に合格することができました。大学入学後はさらに競技かるたに打ち込み、日本で一番になりました。母が本棚に『漫画百人一首』を入れておいてくれなかったら、名人位に就くことはできなかったですし、おそらく京大にも合格できませんでした。勉強を教える仕事をすることも、なかったかもしれません。 

「競技かるた」とは小倉百人一首を使ってルールに基づき札を取り合う「スポーツ」。マンガ『ちはやふる』でその存在は広く知られるようになった