2022.08.05

10億人の個人情報がネットに流出…IT先進国・中国の「残念すぎる実態」

習近平総書記の情報すら…

ケタ違いの情報漏洩事件

7月初頭、衝撃的なニュースが世界を騒がせた。違法な取引に活用されることが多いダークウェブにて、「中国人10億人分の個人情報を売る」との書き込みが確認されたのだ。23テラバイトという膨大なデータ量ながらも、値段は10BTC(ビットコイン)、現在のレートではわずか3000万円程度という激安価格で売るという。

その書き込みではサンプルとして一部のデータが無料公開されていたが、本物であることが確認されている。中国人の名前、電話番号、身分証番号(国民ID)、顔写真、犯罪歴の有無はもちろん、警察の重点監視対象になっていたかどうかなど、誰かの人生を破滅させても不思議ではないようなセンシティブなデータも含まれている。

販売されていた10億人のデータすべてが本物なのかは明らかになっていない。しかし仮に正確なデータが一部だけだったとしても、世界最悪の情報漏洩事件となった可能性は高い。

Photo by iStock
 

その半月ほど前には兵庫県尼崎市で、全市民約46万人の個人情報が記録されていたUSBメモリを紛失する事件が起きている。こちらは、

・紛失した人間が多段下請けの最下層であるひ孫請け企業の社員だったこと
・重要な情報を今どきUSBメモリで管理し、しかも社員が不用意に持ち歩いていたこと
・データは暗号化されていたが、記者会見で担当者が解読のヒントになるパスワードの桁数を暴露してしまったこと

などなど、日本の残念すぎる情報リテラシーが満天下に示された事件であった。「やはり日本はデジタル後進国なのだ」という思いを強くしたところで、今やアメリカに並ばんとするデジタル先進国にして、先進的な監視国家であるはずの中国が、尼崎市の2000倍以上というすさまじい失敗をやらかした。

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