工業団地の計画に外来種の放流...「めだかの学校」が「廃校危機」のワケ

空前のメダカブームの余波

工業団地の計画

日本人なら誰もが知っている「学校」が、いま廃校危機にある。

童謡「めだかの学校」の舞台となった神奈川県小田原市に広がる田んぼの間には、土で固めた昔ながらの水路が走っている。いまや絶滅危惧種となったメダカが生息する同市の鬼柳・桑原地区で、工業団地を造る計画が持ち上がっているのだ。

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「将来的に野生のメダカが絶滅する恐れがある」と警鐘を鳴らすのは、日本魚類学会会長の瀬能宏さんだ。

メダカは、田んぼが枯れた冬は水路で過ごし、夏は田んぼに入って繁殖します。地区内の田んぼがなくなれば、メダカの数は激減するでしょう。また、水路がコンクリートで固められることで染み込む雨水の量が減り、豊富だった湧き水が少なくなって水質が悪化する恐れもあります

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