2022.08.07
# 不動産 # 相続

8000万円の「母親の土地」をめぐって、「3兄弟の骨肉争い」が起きたワケ

母の世話をしたのは自分なのに…

西田秀雄さん(仮名・62歳)は、25年前、母親が祖父から受け継いだ土地に家を建て、母親と同居を始めました。その際、姉と弟は、「長男のあなたがお母さんと一緒に住んでくれるならありがたい、土地はあなたが相続しなさい」と言ってくれ、西田さんは「これで相続争いは回避できた」とホッと胸を撫で下ろしていました。

しかし、【前編】「62歳男性が青ざめた…「8000万円の土地の相続」で、姉が放った「衝撃のひと言」」で見た通り、2019年に母親が亡くなると、驚くべきことに姉と弟は、「土地の分のお金を相続したい」と切り出してきたのです。

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通帳には1000万円しか入っていない

西田さんはそろそろ相続の手続きをしなければならない頃だと考えていたそうですが、急に土地を財産としてその相当額を分けろと言われて驚いたそうです。

「その話は違うじゃないか。家を建てる際に土地は俺が相続をして構わないと2人で言ったじゃないか」

と強く言い返したそうです。

ところが、姉はこれに強く反論します。

「確かにそうは言ったけど、それはお父さんの財産が土地以外に現金で3500万円くらいあったときの話。でもお母さんの通帳には1000万円くらいしか残っていないなら、二人で分けると一人500万円でしょう。まったく私たちにはお金が残らないじゃない」

弟も姉に加勢したそうです。

「姉さんの言うとおり話の前提が違うよ。お母さんが使って減るのは仕方がないし当然だけど、年金もあったのだし、ここまで少なくなるなら話が違うよ」

とまったく話にならなかったとのことです。

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