2022.08.13
# 年金 # 相続税

いまどき孫の有無で差別するなんて…不公平すぎる遺言書で、40代「子なし長男」を激怒させた親の末路

良かれと思ってしたのに

「いまどき、子供ができる、できないで差別するなんて……実の親といえども、信じられないよ」

40代後半の長男にそう詰られ、絶句したのは静岡県在住の丸山佳代さん(72歳・仮名)だ。この春に夫の義邦さんが亡くなり、出てきた遺言書にはこう書かれていた。

〈自宅の不動産と、預金の半分を妻に。預金の残り3分の1を長男に、3分の2を次男に〉

長男夫婦には子供がいない。義邦さんは3人の孫がいる次男に、遺産を多めに渡そうと考えたのだ。佳代さんが言う。

「長男が怒るのも、無理はないと思いました。でも、次男は次男で『ウチは進学でカネがかかるんだから、多くもらってもいいだろ』と、譲ろうとしなかったんです」

話し合いは物別れとなり、長男は「家庭裁判所に遺言書無効の申し立てをする」とまで言い出した。家族の絆は、バラバラに壊れてしまった。

photo by iStock
 

丸山さん一家の失敗は、典型的なパターンだ。金額としては、たかだか数百万円の話だが、長男は「親に不平等な扱いをされた」と感じて深いショックを受けた。額の大小を超えて、拭いがたい禍根を残してしまいかねないのが、子供たちへの相続の難しいところだ。

SPONSORED