2022.08.13
# 年金 # 相続税

いまどき孫の有無で差別するなんて…不公平すぎる遺言書で、40代「子なし長男」を激怒させた親の末路

週刊現代 プロフィール

とりわけ複数の子供が相続人となりそうなら、細心の注意を払わなくてはならない。税理士の山本和義氏が解説する。

「遺言書で財産の分け方を指定するとき、重要なのが付言事項です。法定相続分と異なる分け方にするなら、遺言書の本文とは別に、その理由を子供たちが納得のいく形で書いておく必要があります」

もちろん「次女はろくに親の面倒も見ようとしなかったから……」といったネガティブな書き方では、逆効果になることは言うまでもない。「子供たち全員に本当に感謝している。特に母さんの介護を手伝ってくれた長女には……」というふうに、感謝の言葉を軸として、ポジティブかつ具体的に書くことを心がけよう。

 

生命保険を活用する

また、遺産分割が煩雑になるかもしれないため、前もって資産の全容を改めて洗い出したほうがいい。その上で財産目録を書いておくと安心だ。

「預貯金額は増減しますから、金額は正確に書けなくても、口座のある銀行名・支店名、口座番号は必ず書きましょう。不動産は、共有名義のものは固定資産税の納税通知が共有者の1人にしか届かず、忘れてしまう場合があります。市区町村役場や都税事務所・市税事務所で名寄帳を請求して、所有する不動産をすべて書き出します」(前出・山本氏)

遺言書と財産目録を書いたなら、あわせて法務局へ預けよう。一昨年から始まった、自筆証書遺言の保管制度を利用するのだ。

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