ファッションモデルとして世界で活躍する傍ら、SDGsの公的なアンバサダーなどを務め、食、ファッション、ジェンダー、環境など、様々な問題に取り組む冨永愛さん。彼女の持続可能との向き合い方は?

冨永 愛(とみなが・あい)
神奈川県生まれ。17歳でNYコレクションにてデビュー以降、世界の第一線でトップモデルとして活躍。テレビ、ラジオ、イベントのパーソナリティ、俳優としても精力的に挑戦。国際協力NGOジョイセフアンバサダー、消費者庁エシカルライフスタイルSDGsアンバサダー、WFP(国連世界食糧計画)顧問、〈ITOCHU SDGs STUDIO〉エバンジェリストも務める。著書に『冨永愛 美の法則』(ダイヤモンド社)などがある。

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身近なことから無理なく続けていくことが大切

トップモデルという仕事柄もあり、食や美容、ファッションなど、そのライフスタイルの全般が、人々の憧れを集めている冨永愛さん。近年では、女性の命と健康を守る国際協力NGOジョイセフや、消費者庁のアンバサダー、WFP(国連世界食糧計画)の顧問を務めるなど、SDGsの問題解決のための社会貢献活動も積極的に行っている。

トップス ¥48480(ナヌーシュカ/ヒラオインク)☎03-5771-8809 ピアス ¥28600 リング ¥23100(バージュエリー/ジェムプロジェクター)☎03-6418-9710

「SDGsには様々な達成目標がありますが、17のカテゴリーに囚われず、自分の人生に寄り添うようなかたちで自ずと、いろいろな問題に興味を持つようになりました。自然のなかで生まれ育ったことから環境問題を意識したり、自分や子どもの体と健康を考えるなかで食の安全についても気にするようになったり。

SDGsのためというより、健康のために野菜の皮も食べたほうが体にいいし、季節のものを選べば免疫力もアップする。必然的に農薬や添加物を使っていない食品を手にする、それが結果的に環境にいいことにもつながっていく。環境問題や食品ロスなどを念頭に行動しようとすると、苦しくなってしまうことがありますが、そうではなく、自分のために食べるものを選ぶというほうが、結果的に良い循環を生むのではないかと思います」

食材は余すことなく使用。切れ端や皮、芯などの野菜くずは取っておいて、ブイヨンにして有効活用する。

食品以外の身につけるものや使うものに関しては、SDGsの目線で選ぶというが、それもあくまで自然体に近いかたちで、持続可能につながるようなものを手にしている。

「もともと日本の文化や伝統工芸など、背景があってつくられているものが好きなんですよね。例えば、椅子ひとつとっても、その裏につくり手の想いがあるものを選ぶ。すると長く使えるし、愛着も湧きますよね。服も同じで長く着られるものを買います。ファッションに関してはここ数年で状況もだいぶ変わり、ファストファッションからハイブランドまで、ギルティフリーな買い物ができる選択肢が増えました。

私たちがサステナブルなものを選べるようになったのは嬉しいことですが、日本では特に、SDGsは聞いたことがあるという程度の人が多数だと思うので、そういう人がものを選ぶときの意識を、どうやって変えていけるかが大きな問題だと思います」

自然に還るホタテ貝殻の洗剤「618ホタテパウダー」、プラスチックフリーの保存袋「スタッシャー」など、日頃からエコグッズを愛用。