猛暑の夏のお弁当問題

サウナの中で生活しているような猛暑日が続く夏休み。お弁当持参の学校に子どもを通わせている親は夏休みに入って早朝からの弁当作りが免除され、ホッと一息つけるかと思いきや、部活や学童、塾の夏期講習、レジャーなどのため結局、休みなくお弁当作りのタスクに追われている人も意外に多い。

食生活や健康管理に関心があればあるほど「わが子には安全でヘルシーなものを食べさせたい」と考えるのが親心というもの。お弁当にも野菜たっぷりで新鮮な食材を使い栄養バランスの取れた、できるだけ添加物の少ない、子どもが喜んでくれるおかずを……と考えがちだが、実はココに「意外なリスク」が潜んでいるという。

そのリスクとは「食中毒」。食材が傷みやすいこの季節、長時間持ち歩き、温度管理も難しいお弁当には、普段の食事作りとは違う観点での配慮が必要なことをしっかり認識しているだろうか。

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実際に、この原稿を執筆中の8月9日に、千葉県山武市蓮沼のプールで、7~13歳の児童16名が嘔吐などを訴え、14人が病院に搬送された。原因は、みんなで朝作った「おにぎり」による食中毒だったという。

他にも、保育園や自衛隊などでも今年に入って食中毒事例が発生している。

そこで、普段の食事以上に気を付けたい、安全な弁当作りの注意点を、日々のお弁当作りが辛いとこぼすライターが、国立医薬品食品衛生研究所の畝山智香子さんに聞いた。

おにぎりは作り方によっては、食中毒を発生させてしまうことがある。photo/iStock