2022.08.22

70代女性が絶句…6000万円の夫の遺産が「見知らぬ親戚」の手に渡った、驚愕のワケ

超高齢社会の日本。あと15年もしないうちに、国民の3人に1人は高齢者になります。街中は終活ブームで、「エンディングノート」「遺言書」の言葉を至るところで目にします。

もちろん亡くなった後の財産の分け方を明記する遺言書も大切ですが、もっと重要なのが生きている間の備えです。

前編記事『財産を減らしたくない…「5億円の財産」を築いた父親に長男が仕掛けた「ヤバすぎる仕打ち」』では、一代で億という資産を築いた男性が病床に伏せたのち、財産が目減りすることを嫌がった長男によって、思いがけない冷遇を受けそのまま亡くなってしまったケースをお伝えしました。

こういった事態に陥らないために、生きている間に自分らしく過ごせるための「備えの方法」を紹介します。

「お金は成年被後見人のために使います!」

匠さん(仮名・当時70)ご夫婦には、子どもがいません。奥さんと奥さんの妹さんと3人で、ひっそりと慎ましやかに生活されていました。と言うのも匠さんは一度も勤めたことはなく、大学卒業後50年以上にわたって株投資で生活されていました。

奥さんは「うちは貧乏だと思っていたから、本当にお金使わずに生きてきたのよ」と教えてくれました。

家計管理はすべて匠さん。毎月僅かな費用を渡され、奥さんはその中で生活していました。匠さん自身もお金には興味がなく、服は破れるまで着る数着のみ。自分が目に留めた会社の株が、上がることだけに意識がいっていたようです。

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そんな匠さん、いつものように自転車で証券会社の掲示板を見に行っていたところ、転倒して足を骨折し、入院を余儀なくされました。するとその直後から認知症が一気に進みます。

投資先、金融口座、株の運用方法など、匠さんが行っていた資産運用を奥さんは知る由もありません。毎月どのくらいのお金がトータルでかかっていたのかすら分からない状態です。

マンションの管理費はどこから払われているのか、毎月の生活費はどうなるのか…。不安になった奥さんは後見制度を申請しました。

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