2022.09.07
# 音楽

教えてオーケンさん!バンドマンは“メンバー脱退”をどう乗り越える?

大槻ケンヂ×「挫・人間」下川対談1
バンドにとって付き物なのが「メンバーの脱退」だ。音楽性の違い、おカネをめぐるトラブル、将来性……など様々な理由でメンバーが辞めていく。

結成14年目のロックバンド「挫・人間」も今、メンバーの脱退に悩んでいる。’13年からバンドを支えたギターが7月末に脱退、メンバーはボーカルとベースの2人だけになってしまった。9月7日発売の2nd Single『このままでいたい』は脱退したギターが参加した最後の作品になる。

メンバーの脱退をどうやって乗り越えればいいのか。将来に悩んだボーカルの下川リヲさんはバンドマンの大先輩、大槻ケンヂさんに相談することにした──。

24回のメンバーチェンジ

――現在も「筋肉少女帯」で活動を続けている大槻さんですが、結成から現在に至るまで、数多くのメンバーチェンジがあったのだとか。

大槻ケンヂ(以下、大槻) 筋肉少女帯(以下、筋少)は、脱退・再加入のメンバーやサポートメンバーも含めて24回のメンバーチェンジを経ています。’06年7月以降からは、現在のメンバーの「24期」で活動しています。

’80年代にメジャーデビューして1枚目のアルバムを出した後にドラムとギターが抜け、その後キーボードも抜けた。将来への不安や方向性の違いなど、脱退の理由はそれぞれでしたが。結成当初はニューウェーブが主流で、ハードロックは「今さら」な風潮があった。対面的にはそう言っていましたが、みんな若かったし実はハードロックが大好きで「筋少に入ればハードロックができる」ことに魅力を感じてメンバーが集まってきたように思います。

僕があんまり音楽に詳しくないので、筋少は割と自由にできるバンドなんですよ。「大槻がワーワー騒いで人を呼んでくるから、俺らは好きに演奏させてもらおうぜ」という感覚だったのかな。挫・人間はギターの夏目創太くんが辞めてしまったんだってね。

下川リヲ(以下、下川) 5月から7月の全国ツアーを最後に脱退し、メンバーは僕とベースのマジル声児だけになってしまいました。

左から、下川さん、大槻さん
 

大槻 トリオでやっていたら、ひとり変わると意味が変わっちゃうもんね。僕も一度ギターが抜けた時に、ギターなしでツアー回ったことがあったよ。小さいハコ(ライブ会場)だと何とかなるんだけど、大きいハコになるとやはり場が持たなくて大変だったねえ。

下川 ふだん4人編成で演奏する想定で曲を作っているんで、それが半分となると結構大変ですね。

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