【本人に直撃取材】統一教会で「先生」と呼ばれた女霊能師は、こうして山上徹也の母に近づいた!

先生と呼ばれた女(後篇)

「時の人」と呼ばれていた山上徹也の母

山上徹也容疑者の母親が寄付を余儀なくされた「霊能師」なる女性が、旧統一教会に存在することが「現代ビジネス」の取材でわかった。

この東山美奈子氏(仮名)は、大阪府東大阪市の旧統一教会に所属し、組織図では「先生」と位置付けられている。だがその実態は関西一円で「霊能師」として振る舞い、巨額の寄付を集めている中心人物なのだという。前篇に引き続き、この東山氏の実態を明かそう。

前篇「統一教会の「女霊能師」の素顔と手口」もあわせてお読みください

Aさんは熱心な信者となった。白いバンに乗って3〜4人でスルメの干物の行商にも参加した。これは旧統一教会で「マイクロ」と呼ばれる活動だ。

街頭では信者の勧誘にもたずさわり、東山氏のような「霊能師」のサポート役もしたこともあった。Aさんが振りかえる。

「東山氏が信者を口説き、その最後に献金を求めるタイミングで、近くにいる私が加勢しました。『私も530万円献金をして霊界の子どもを救った』『定期預金を解約して天にささげた』……そうやって合いの手を入れ、断れないように仕向ける役割だったのです」

最後に寄付を決断させるのは旧統一教会内では「クロージング」と呼ばれており、その手法はマニュアルにも掲載されている。

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しかし、Aさんは旧統一教会が手段をいとわずにカネ集めに狂奔する姿に、だんだん疑問を持ち始めた。献金のマニュアルの存在も知った。旧統一教会に献金を続け、自己破産する実例もたくさん見てきて、やがて旧統一教会を脱会した。Aさんが知っている自己破産の実例の一人こそ、山上徹也容疑者の母親である。

「あのお母さんには、私も何度か会っています。お金を持っている信者のことを、旧統一教会は『時の人』と呼び、他の信者より優遇して献金を出させようとしていました。だから、山上容疑者のお母さんも、幹部は『時の人』と読んで丁寧な対応をしていました。早々に東山氏が登場し、多額の献金を出すように仕向けたのだと思います」(Aさん)

 

旧統一教会は記者会見で、「2009年からコンプライアンスを徹底させ、それ以降はトラブルはない」と断言している。

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